Month: 12月 2013

こういうときにはトラブルがおきるもの

この日は予定が比較的少なかったのですが,緊急事態が起きたので資料を送るので見てくれというようなことがあり,一転してあわただしくなってしまいました。

内容を見ていたらなんだか最近こういうトラブル増えているなあと感じられるものでした。

翌日ご訪問することにして事前確認事項をお願いして,翌日のためにこの日は早々に帰宅しました。

またもやこんな感じのクリスマスイブになってしまったのですが,まあ例年こんな感じなので大して変わらないといったところです。

あれもノルマ

今日も犬の散歩ついでに公園の池にいた渡り鳥らしき鳥にパンをあげました。

毎週やっているのですが,鳥はどんどん入れ替わっているようで,毎回おっかなびっくり食べています。順次,出発しているということなのでしょうね。

そろそろ年賀状を準備しないといけないのですが,今年は一念発起して本日デザインを完成させました。

一方でまだ年賀葉書を買っていないので出来上がったわけではないのですが・・・。

今年はまた一段と郵便局職員のノルマが厳しいらしく金券ショップに多数持ち込まれているようなのでそういうところで買うと安いのではと思うのですが,父は気の毒がって郵便局で買ってやろうというのでそのようになりそうです。

私自身はノルマというか目標を作る仕事をしたことはありますが,自分で背負ったことはないのであまりピンとこないのですが,やはり大変なものなのだろうと思います。ノルマを達成できないので自腹を切るとかそういうことがそろそろ労働事件になってきているような感じもする今日この頃なのですが,新年のあいさつを見て労働事件のことを想起されるようになってしまうのは避けたいものです。

大分地裁,正社員と業務が同じであるとして,会社にパート社員に正社員の賞与との差額等を支払うよう命じる 正社員と同等の待遇の請求に対しては退ける

非正規雇用と正規雇用の待遇の格差について裁判例で争われることは継続的に生じていますが,一見するとかなり意欲的な判断を示した裁判例が出ましたので取り上げます。

「正社員と同額の賞与」一部認定 パート訴訟で大分地裁 同等待遇の法的根拠は認めず – SankeiBiz(サンケイビズ) 2013.12.10 19:05

正社員と同じ業務内容にもかかわらず、パート労働者であるためにボーナスや休日の割り増し賃金が低いのは違法として、大分市の男性(50)が勤務先の運送会社(東京)に、差額分の支払いや慰謝料などを求めた訴訟の判決で、大分地裁は10日、請求の一部を認め会社に約325万円の支払いを命じた。

判決で中平健裁判官は「業務内容は正社員と同じであり、賞与や休日の割り増し分の差別に合理的な理由はない」と判断した。原告側は差別的扱いを禁じたパート労働法を根拠に、正社員と同等の待遇も求めたが、判決は「同じ待遇にするべきだとする法規定はない」として退けた。

判決によると、男性は2006年からパート労働法の対象となる「準社員」として、大分事業所で貨物自動車の運転手として勤務した。1日あたりの労働時間は正社員より1時間短い7時間だったが、業務内容は正社員と同じだった。

非正規雇用であり,パートタイム労働法の対象となる準社員が,正社員と同じ業務をしているとして,正社員と同じ賞与などの支払いを命じたところ,正社員の賞与との差額分の約160万円を含んだ請求の一部認容したという事件です。

業務の内容が正社員と同じであるとして非正規雇用の社員にその差額を認めたということで非常に衝撃的な判断として報道されています。

この社員が本当に人事面の可能性等まで含めて正社員と同じなのかという事実認定の問題はありそうですが判決全文に当たっていないのでどの点はさておくとします。

法解釈論の問題に特化して検討しますが,パートタイム労働法では正社員と同じパートタイム労働者との間で差別禁止が定められています。

第8条(通常の労働者と同視すべき短時間労働者に対する差別的取扱いの禁止)
事業主は、業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度(以下「職務の内容」という。)が当該事業所に雇用される通常の労働者と同一の短時間労働者(以下「職務内容同一短時間労働者」という。)であって、当該事業主と期間の定めのない労働契約を締結しているもののうち、当該事業所における慣行その他の事情からみて、当該事業主との雇用関係が終了するまでの全期間において、その職務の内容及び配置が当該通常の労働者の職務の内容及び配置の変更の範囲と同一の範囲で変更されると見込まれるもの(以下「通常の労働者と同視すべき短時間労働者」という。)については、短時間労働者であることを理由として、賃金の決定、教育訓練の実施、福利厚生施設の利用その他の待遇について、差別的取扱いをしてはならない。
2 前項の期間の定めのない労働契約には、反復して更新されることによって期間の定めのない労働契約と同視することが社会通念上相当と認められる期間の定めのある労働契約を含むものとする。

この差別禁止という立法方法は,労働法の世界ではよくあるのですが,私法上の強行規定です。

したがって反すると,当該違反している法律行為は無効となるわけですが,その代わりのどのような労働条件になるのかは微妙な問題です。

実際のところ,正社員の労働条件で代替されると解するためには,労基法13条のような規定がある必要がありますので,そのような規定をパートタイム労働法では欠いている以上,労働条件が代替されると解することはでいないと考えられます。

第13条(この法律違反の契約)
この法律で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については無効とする。この場合において、無効となつた部分は、この法律で定める基準による。

すると,正社員との差額を請求する根拠もないことになりそうですが,私法上の強行規定違反は不法行為を構成することは見解が一致していますので,その損害賠償の金額の根拠として正社員との差額で計算しているなら,妥当な判断だと思われます。

本件判決の判決全文はまだ公開されていないので詳細が不明なのですが,不法行為の損害賠償として請求が認容されているなら通説的な立場からは妥当な位置づけができると思いますが,賃金請求権として認めているのだとすると,乗り越えないといけない論点があるように思われます。

正社員との同等の待遇を請求している点について根拠がないとして否定していることは報道で言及されており,これは上記の正社員の労働条件では代替されないという立場と一致するものがあります。したがって,請求を認容した部分についても上記のような法的構成なのではないかと思われます。

結論の内容だけ見ると衝撃的な判決のように思えますが,通説的な立場からの妥当な位置づけのできる判決といえるのではないかと思われます。

裁判例情報

大分地裁平成25年12月10日判決

東京高裁,NHKの契約には視聴者の承諾が必要と判断 NHKが通知して2週間で契約が成立するとした10月の東京高裁判決と判断が分かれる事態に

NHKが視聴料について法定手段を行使するようになってから,NHKとの受信契約の成立が法的争点になってしまっていますが,下記のリンクでお伝えした通り,10月に東京高裁は自動で成立するという判断を下しました。

JAPAN LAW EXPRESS: 東京高裁,NHKとの視聴契約について,受信者が拒んでも,NHKが通知をしてから2週間で契約が成立すると判断

これに対して東京高裁の別の部がこのたび,自動で成立することは否定して,視聴者の承諾が必要であるとする判断を示し,反d何が分かれる事態になってしまいました。

NHK受信料「視聴者の承諾が必要」…東京高裁 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

NHKが、9年以上もテレビの受信契約を拒み続ける東京都の女性に受信料約26万円の支払いを求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(下田文男裁判長)は18日、「契約の成立にはNHKが受信料を請求するだけでは足りず、裁判を起こす必要がある」との判断を示した。

(略)

その上で、女性に契約を結び、全額を支払うよう命じる判決を言い渡した。

(略)

この日の判決は、「受信契約を定めた放送法には、NHKと視聴者の間で申し込みと承諾の意思が一致すること以外に、契約の成立を認める規定はない」と指摘。申し込めば契約が成立するとしたNHK側の主張について、「根拠を欠く」と退けた。

(略)

誤解してはいけないのは,承諾しなければ支払は免れるというわけではなく,承諾の意思表示を裁判で求めないといけないのかということにすぎません。放送法上,受信契約を締結する義務が生じること自体は前提とされています。

法的には結構大きな違いなのですが,平たい見方をするとNHKが提起する訴訟の請求内容が一つ多いか少なくて済むのかという問題にすぎません。

民法の原則から考えると,さすがに形成権行使のような一方的行為で契約が成立してしまうのはなんとなく変ですので,この判決の方がすんなりと理解できる感じはあります。いずれにせよここまで判断が分かれてしまうと最高裁が判断しないと解決しない事態になってくるものと思われます。しかし,こうなると上訴するか否か自体が戦略として重要になってくる点も否定できないように思われます。

裁判例情報

東京高裁平成25年12月18日判決

韓国大法院,割増賃金の算定の基礎となる通常賃金の範囲に賞与の固定給部分が含まれると判断 人件費が年1兆4000億円増加しかねない事態に

韓国の最高裁にあたる大法院は創造的な判断をするように日本からは見えますが,そのように見受けられる判断がまた一つなされました。

12月18日に韓国の大法院が,割増賃金の算定の基礎となる通常賃金の範囲を,それまで韓国政府の見解よりも広げて,賞与の固定給部分にまで広げたため,割増賃金すべての単価が上がってしまうことになり,総計すると韓国全体で年1兆4000億円の人件費の増加が見込まれる事態に直面してしまったとのことです。

韓国、残業代算定ベース拡大 人件費膨らむ恐れ :日本経済新聞

【ソウル=小倉健太郎】韓国の大法院(最高裁に相当)は18日、残業代などを計算するベースとなる「通常賃金」の構成範囲をこれまでよりも幅広くとらえるべきだとの判断を示した。(略)

韓国政府は従来、企業の通常賃金にはボーナスは含まないという指針をとってきた。これに対し、自動車部品会社の従業員らが会社側と通常賃金の定義を争った裁判で、大法院は通常賃金の範囲をボーナスの固定給部分にも広げた。通常賃金が上がると、残業代や休日出勤手当なども増える。

政府は判決を受けて指針を改定する方針。この通りに適用すると企業の負担は兆円単位で上昇する。経済団体の韓国経営者総協会は、人件費が1年で合計14兆ウォン(約1兆4000億円)弱増えると試算している。

(略)

韓国法は,日本法をベースにしている分野も多く,法制度が似通っているところが多々あります。

割増賃金の計算方法の日本と同様になっており,通常の賃金を算出してそれに割増率をかけて,時間外労働,休日労働の実労働時間をかけることで,割増賃金を算出する仕組みになっています。

その通常の賃金の算定に当たり,賞与は入らないという見解を韓国政府はとっていたところ,賞与の固定給部分も含まれるとのことで,通常の賃金が上昇してしまうことになったというものです。

日経の報道では,これは韓国だから起きたことというような書き振りがうかがえるのですが,そのように言うことの根拠は日本では通常の賃金についての定め方について厚生労働省令で定めがあって賞与は除外されることを規定しているからです。

労働基準法施行規則

第十九条 法第三十七条第一項 の規定による通常の労働時間又は通常の労働日の賃金の計算額は、次の各号の金額に法第三十三条 若しくは法第三十六条第一項 の規定によつて延長した労働時間数若しくは休日の労働時間数又は午後十時から午前五時(厚生労働大臣が必要であると認める場合には、その定める地域又は期間については午後十一時から午前六時)までの労働時間数を乗じた金額とする。

時間によつて定められた賃金については、その金額

日によつて定められた賃金については、その金額を一日の所定労働時間数(日によつて所定労働時間数が異る場合には、一週間における一日平均所定労働時間数)で除した金額

週によつて定められた賃金については、その金額を週における所定労働時間数(週によつて所定労働時間数が異る場合には、四週間における一週平均所定労働時間数)で除した金額

月によつて定められた賃金については、その金額を月における所定労働時間数(月によつて所定労働時間数が異る場合には、一年間における一月平均所定労働時間数)で除した金額

月、週以外の一定の期間によつて定められた賃金については、前各号に準じて算定した金額

出来高払制その他の請負制によつて定められた賃金については、その賃金算定期間(賃金締切日がある場合には、賃金締切期間、以下同じ)において出来高払制その他の請負制によつて計算された賃金の総額を当該賃金算定期間における、総労働時間数で除した金額

労働者の受ける賃金が前各号の二以上の賃金よりなる場合には、その部分について各号によつてそれぞれ算定した金額の合計額

○2 休日手当その他前項各号に含まれない賃金は、前項の計算においては、これを月によつて定められた賃金とみなす。

 

第二十一条 法第三十七条第五項 の規定によつて、家

2013.12.22 法律関係tweetまとめ

[法律]関東百貨店厚生年金基金,通常解散の決議。代行割れはないとのことで,ヤオコーなどの加入企業に影響はないとされる(12月18日)。
[法律]チリ最高裁,チリ大地震で政府が誤って津波警報を解除したことで津波に巻き込まれて死亡した男性の遺族に約1080万円の賠償を命じる。

国家主義の一側面

三連休なのですが,いささか仕事に追われています。

さて,少し前からなのですが,日経の日曜版に掲載されている連載記事が面白いです。

熱風の日本史という連載と詩文往還の二種なのですが,それぞれ違った面白味があります。

熱風の日本史は,近現代に絞って特定の歴史上の事象にスポットを当てるもので,私にとってはあまり勉強したことのないものにスポットが当たるため非常に新鮮な内容であることが多いです。

本日の内容は,天皇皇后陛下のご真影を学校におくようになり,万が一のことがあってはならないとして,校長が命を懸けるようになる現象を取り上げたものでした。大正時代に校舎の火災でご真影が失われるのを阻止しようと校長が燃え盛る校舎に突入して焼死したという事件をきっかけに一連の問題が続いていくことになるというものです。

実は,戦前は対外的には日本国皇帝とされていたのに戦争直前にきな臭くなってきた中で大日本帝国天皇とされるようになります。戦争の雰囲気を高めるために国家主義的な考え方が強まり,神聖視するようになっていったわけですが,このことがこのご真影事件にも影響していったようで,戦争直前にはご真影は人間以上の尊重をすることが求められるようになったとのことでした。

しかし,こういう頭でっかちな国家主義は戦争を遂行する軍部や官僚がべきだ論で強いたというところが強かったように思われます。

日本人は本当に天皇に人間以上の尊重とか神格化をしているものと思ったマッカーサーは戦後,天皇に人間宣言をさせますが,当たり前のことだったために国民は特に初めて知ってびっくりしたというような反応はなかったそうで平静だったそうで,マッカーサーは拍子抜けしたということが伝わっています。

そのような上からの押しつけにもしょうがないとして従ってしまうのが日本人の特徴なのかもしれませんが,それが人命にかかわってくるとなったら話はそう単純ではないのだと思うところです。

自分を見誤る

見苦しいといった方がよい散々な末路で猪瀬知事が辞任してしまいました。さすがに1年で辞任というのは異常としかいいようがなく,特筆する業績なしに任期を全うするだけの平凡な知事を下回ることおびただしいということは明らかで能力的に極めて低劣でしかも脇が尋常ではなく甘いことを露呈してしまいました。

猪瀬知事は,まだ作家であった時代に,東大弁論部で東大の学園祭の一つである五月祭の講演に来てもらったことがあります。

行政を追及するような内容の講演だったと記憶していましたし,著作も当時からそういったものが多かったのですが,色々とやっているうちに自分で追及していた相手の役割を自分ならもっとうまくできると思ってしまったようです。もしかしたらそれ以前からずっと,自分でもできると思っていたのかもしれません。

小泉内閣の道路公団の時にも,猟官運動をしていたということは他の委員から随分と漏れ聞こえてくる話でしたので,自分でもできる,むしろ自分がやりたいということだけは一貫していたのかもしれません。

ちなみに副知事になって以降は,自分が目立ちたいということで,自分が絡んでいる形にすることや,自分が格好いいところだけ担うことなどを周りに強要していた節があったようです。そのような形が実現されなかった場合に都職員に対して傲慢な態度をとることもあったようで,そのような態度をとってしまうこと自体,絶対報復を受けることから政治家として見識を問われる事態なのですが,当人にはそのような発想は夢にも浮かばなかったのでしょう。

都営地下鉄と東京メトロの統合も,自分の目玉として推し進めていたことですが,九段下駅の都営新宿線と半蔵門線の間に壁があることは確かに不便ですがそれほど非難に値することがというと微妙で,東京都交通局を東京メトロに押し付けたいことを隠すために,利便性を美名にしていたきらいがありました。今回のことの反動でむしろ統合はすすまなくなるでしょう。メトロは望んでいないでしょうし,大株主である国も株式価値を棄損することを望まないでしょうから。

結局,自分をわかっていなかっただけの人というのが1年も勤められなかった人に対する正しい評価名のではないかと思います。

弁論部で講演会をやってもらったとき,肩書をジャーナリストとしようとしたところ,同期の部員が「猪瀬はジャーナリストじゃない,作家だ」というのでその通りにしたのですが,今となってはこの言葉には深遠な意味があったように思えてきます。

寒空の下

この日は,携帯電話を家に忘れてしまい,しかも外出が多いという大変な日だったのですが,nexus7を持っていたので出先でも特段困ることもなくすみました。

色々とクラウド化しているためか,モバイル端末をどこでも持っていないと色々と立ち行かないのですが,タブレットで十分でした。

さて,この日は東武伊勢崎線沿線で仕事があり,そのあと江東区に行かねばならず,大変な長距離を移動することになりました。

急行中央林間行で曳舟までいって,東武亀戸線にのって亀戸に行きました。亀戸線に乗ったのは初めてでしたが,東上線では昔からなじみの8000系だったので,あまり新鮮味はありませんでした。

もっとも東上線のワンマン対応の8000系は4連ですが,亀戸線は2連だったのでやや珍しかったです。もっとも改装内容は東上線仕様のワンマン改造の8000系と同じようでした。

一日中外で仕事をしていましたが,この日はすごく寒かったこともあり,ひどくくたくたになってしまいました。

事務所についたら19時過ぎだったのですが,三連休前ということもあるのか,事務所はすでに閑散としていました。

私も早く帰りたい気分に駆られましたが,片づけないといけない仕事があったので,机にかじりつくような気分でやりました。

なかなか精神的にしんどい状況にあることもあり,なかなかつらい年の瀬を迎えています。