Month: 11月 2007

残照

今日は東京地裁に裁判の傍聴に行って来ました。

バブル期の残照といった感じの事件で、まだまだ問題は終わっていないことを改めて感じたような事例でした。

非常に事実関係が複雑な事件で、聞いていてもよく分かりませんでした。
隣の法廷では、サラ金に対する過払金の返還事件をまとめてやっていました。

例によって建物の前には抗議行動をしている人たちが常時おり、裁判所というのもある種特殊な空間になっているのだなあと思いました。

アクティブシニアをターゲットにするなんてやめたほうが…

今日の日経夕刊の記事に、老人の万引きが増えているという記事が載っていました。
図らずも、コンビニバイトの経験者から老人の万引きが結構多く、しかも悪びれないのでたちが悪いという話を聞いたところだったので奇妙な符合に驚きました。

これから大量退職を迎えていくなかでこんなことでいいのかという感じが強くします。
私も営業時代にてこずったことが何度かあります。

地元も年寄りばかりですが、はっきり言って狂った老人ばっかでして、善悪の判断や合理的思考など皆無です。
お互い憎しみあっているばかりで、何かというと自分の仕事の自慢をしたがります。
法律の専門家だと言う爺がいたので、何をしていたのか聞いてみたら労働組合だそうです。
労務ならまだしも。

マンション管理人をしたという人間が、マンションの共有持分が部屋の面積で決まっていることを戸建の宅地にも適用しようとして団地の会費を敷地面積に応じたものにしようとしていたので、いかにバカかを明らかにしてやったりしました。

こんなのを相手にして、時間の無駄なのはまあいいとして、老人だらけの日本の将来ってどんなことになるんでしょうか。
こんな人たちが裁判員でぞろぞろ法廷に登場してきたらどうしましょう。

あまりに恐ろしい刑事裁判になるので逆に犯罪抑止効果はあるかもしれませんね。

こんなこと考えた人いるのか?

ただいまレポートを作成中で、ブログの更新がおろそかになっています。

取り上げたいネタはたまっているので、レポートを出したらまとめて更新します。

法科大学院時代になって法律の試験は完全に事例問題になってしまい、作る方も大変だと思いますが、あんまりよく考えていない問題を出されると非常に困ります。
意味不明なことを検討しているような気がして仕方がないのですが、まあ仕方がないです。

マクドナルドの情報追加ですが、マクドナルドは方針として直営店をフランチャイズに転換しているのだそうです。
受け皿となっているのがどういう会社なのかが非常に気になりますが、ひとまず形態としてはコンビニみたいになろうということですね。

ちなみに前職の会社もコンビニをやっていましたが、こちらは直営を誇りにしていました。
フランチャイズでないのは、ちょっと別の問題があるからなのですが、それはさておいて、フランチャイズでないことの利点を説明されたことがあります。
コントロールがしっかりできることを強調していましたね、確か。

あの店が

本郷三丁目の駅を出て少しのところに交差点がありますが、そこにある交番の隣にマクドナルドがあります。

そのマクドナルドが調理日付の改ざんだかなんだかをしていたそうです。
毎日前を通っているので非常に驚きましたが、それよりも個人的に驚いたのは、マクドナルド本郷三丁目店ってフランチャイズだったのですね。
今回問題が発覚した4店舗はすべて同じフランチャイジーが経営している店舗だったそうです。

フランチャイズは、投資のリスクを分散させる代わりに、ブランドに傷がつくリスクも拡散させてしまうものなのであることが改めて分かった感じがします。
マクドナルドはすでに直営に切り替えたそうですが、何か事態が起きたときに行使できるオプションが契約に入っているのでしょうね。

マクドナルドも全くといっていいほど利用しませんが、研究対象としては興味深いものがあります。

寝過ごしたかと思った

今日は朝方に電車が乱れていて、いつもより着くのが遅れてしまいました。
ただ前職のおかげで早めの行動を心がけているので、遅刻はしませんでした。

毎日車内で寝ているので、一時間くらい寝たら起きてちょうど池袋に着く直前なのですが、今日は起きても和光市あたりでびっくりしました。
急病人らしいのですが、発生から2時間たっても乱れているというのは困りものです。

パソコン解体

今日は勉強したり、ゼミの準備をしたり、パソコンの修繕をしたりと色々やりました。
三連休もあっという間に終わってしまいました。

壊れたパソコンから、使える部品を取り出して、現行のパソコンに取り付けました。
自分でいじれるタワーシャーシは、場所をとりますが、やはりいいものです。
残念ながらメモリはDDR2SDRAMになってしまっているため、転用できませんでした。

突然痛みに襲われることはここしばらくないので、一時期よりは体の具合もよくなってきているのですが、多分抜本的に治ったわけではないので、あんまり喜べません。
寒くなるとまた、体にこたえるので大変です。
最近やせてきているので、また寒さがこたえるようになりそうです。

点と線

連休中ですが、何か落ち着かない日々です。
というか最近はずっと落ち着かない日々を過ごしています。

夜に、点と線のドラマがやっていたので見てしまいました。

かなり前に本を読んだことがあるはずなのですが、まるで忘れておりこんな話だっけと思いながらみました。
撮影がさぞかし大変だったろうなあと思いました。
連続したシーンでもあちこちで撮ったものを連続してつなげているのがよく分かりました。

西鉄香椎駅と国鉄の香椎駅が近接しているというシーンで、でてきた西鉄の駅は銚子電鉄ですね。
それに対して、国鉄香椎駅の前のシーンはセットで撮影したようなので、連続しているようですが、全く別のときに撮ったのではないかと思います。

昔の東京駅のシーンでは、JR西日本が協力したそうです。
ああいう映画の撮影協力というのも、最近は盛んですが、ビジネスになるかというと実は微妙なものがあります。
それにしても点と線の本来の舞台である1950年代後半の東京駅にしては、新しすぎる車両が多くでていました。60年代から70年代のものも出ていました。
あれより古いものの再現はもはや無理ですね。

親切心から…東大ロースクール入試に関するアドバイス

明日はいよいよ、東大ロースクールの論文試験です。

せっかくですので、特に他大学から東大を受験される方に、論文回答にあたってのアドバイスを差し上げましょう。

東大法学部では使うと心象に著しく悪影響を与える表現がありますので、それらを使わないようにご忠告申し上げます。

思うに…よく最高裁判決で、書き出しにこう書いてあることが多いので、司法試験予備校でもこんな書き方をしていることがありますが、これを東大でやると不合格にしてくださいと宣言しているようなものです。
「何をえらそうに」ということなのですが、それに加えて予備校でこういう表現が使用されているため、「思うに、とか書く答案に限って、内容がくそである」と教授が感想を漏らされており、「思うに」があるだけで、悪い印象を与えます。

もっとも東大法学部教授は、「思うに」がなくても「くそ」な答案は一瞬で分かりますがね。

同様の理由から「けだし」「思料する」とかはやめたほうが無難です。

(判例同旨)…これも予備校で教えることだと思いますが、自分の見解を述べた後、括弧でくくって判例同旨とつけるのがよくありますが、そんな判例がなかったり、判例はすべて事案判決であるため事実をよく読むとちょっと違うというとき、安直に内容に触れずに「判例同旨」とやると自分の不勉強をさらしているようなことになり、悲劇的な結末を迎えます。
曖昧な理解なら書かないほうがよいと松下教授は仰っています。

同じく(通説同旨)も、通説とはどの説のことだというので、教授がかちんとくる可能性があります。租税法の金子説みたいに圧倒的な巨人がいるなら話は別ですが、通説といっても内容が判別できない可能性があるので、学説に言及するならその内容を書いたほうがよいでしょう。

ではがんばってください。
誰のための親切なのか、若干怪しいですが…。

税源委譲なんて無駄では…

消費税値上げの議論がまた起きてきています。

政治日程にのるかは別論ですが、世論の地ならしということでしょう。

高齢化で医療費や社会保障費の増大は避けられませんから、5%という世界的には低い税率の維持も難しいのかもしれませんが、税金の無駄を省けば、あげるのはやむなしとしてもまだまだ税率の圧縮はで切るのではないかと思います。

何を念頭にしているかは秘密ですが、とある公共事業があり、落札価格が予定価格の99%で地元の土建屋が落札して、その25%の価格で地方の土建屋に丸投げをしていました。
その差額が土建屋の丸儲けですが、その金額の一部が…(以下自粛)。

これを一般化すると公共事業費は、25%まで減らせるということですな。
予算に結構余裕がでそうです。

雇用を確保するというのが公共事業の使命でもありますが、さすがに恩恵が一部の人にしか行かないなら、そんなことはやめてしまっていいと思うんですよね。
路頭に迷うのは高々200人以下ですし、見るからに怪しげな人たちですし。

自分で書いていてなんですが、国と地方をごっちゃにしているので、あまり意味はない言説ですね。

即決裁判施行1年、被告人の人数ベースで5%を占める結果に

平成16年の刑事訴訟法改正で、刑事裁判手続に即決裁判手続というのが誕生しています。
施行してちょうど一年たちましたが、この間、一年間の全被告人のうち5%がこの手続によったことが明らかになりました。
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即決裁判、初年は5% 不法残留や薬物など迅速化へ一歩(朝日新聞2007年11月19日)
刑事裁判の「即決裁判」手続きが昨年10月に導入されてから1年間で、全被告の5%にあたる4000人余がこの制度に基づいて判決を受けたことが、最高裁のまとめで分かった。比較的軽い罪で起訴された被告が罪を認めた時、初公判で一気に判決まで言い渡す仕組みの導入で、「時間がかかり過ぎる」と批判されがちだった刑事裁判のスピードアップが進んだ形だ。最高裁は、さらに運用が軌道に乗れば10%程度まで適用が拡大すると想定している。
 即決裁判は、重大事件と軽微な事件の審理にメリハリをつけ、裁判員制度が導入されることによる検察側や弁護側、裁判所の負担を軽くする目的もある。司法制度改革の一環だ。
 最高裁によると、今年9月までの1年間に全国の地裁・簡裁で一審判決を言い渡された被告は8万3863人(死亡による公訴棄却なども含む)。このうち検察側が即決裁判の適用を申し立てたのは4210人で、裁判所による適用を受けて判決を迎えたのは4179人だった。
 適用には、本人のほか弁護人の同意が必要だ。即決裁判の場合は懲役・禁固刑には必ず執行猶予が付くことから、裁判所が「実刑が相当」などの理由で認めなかったケースもあるという。
 判決を迎えた被告の主な罪名をみると、(1)出入国管理法違反1536人(2)覚せい剤取締法違反1126人(3)窃盗744人。不法残留や薬物犯罪(初犯)、万引きなどで起訴された被告が多い。
(略)
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この即決裁判ですが、最近では、話題となった光GENJIの元メンバー赤坂晃被告もこれによって有罪判決を受けました。
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覚せい剤所持 赤坂晃被告に執行猶予判決 即決裁判適用(東京新聞2007年11月21日)
路上で覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反罪に問われた人気アイドルグループ「光GENJI」の元メンバーで俳優赤坂晃被告(34)に、東京地裁(佐々木直人裁判官)は二十一日、「私生活上の悩みを紛らわすため安易に覚せい剤を使用した」として、懲役一年六月、執行猶予三年(求刑懲役一年六月)の判決を言い渡した。
 この日は初公判が行われ、赤坂被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。佐々木裁判官は検察側の申し立てに基づき、一日で公判が終結する「即決裁判」を適用した。
(略)
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即決裁判手続は刑事訴訟法350条の2以降に定められており、簡単に言ってしまうと被告人が有罪を認めている場合に、簡単な手続ですませてしまい、できる限り即日に手続を終了させるというものです。
なんでも適用されるかというとそうではなく、死刑、無期、短期一年以上の懲役もしくは禁錮に当たる事件は除かれます。よって軽微な事件に限られるわけです。
証拠調べにおいて伝聞法則が排除されるなど、かなり思い切った手続になっています。
その代わり、必ず執行猶予がつきます。
すると、下手をすると、さっさと身柄を解放してほしいために有罪を認めるということが起きかねないことが想像できます。
即決裁判にするかには被告人(条文上は被疑者)の同意がいりますが、勾留したまま公判に行くことは結構多いので、解放してもらいたいと思う人もでるかもしれません。
山室判事にかかると、こういった最近の刑訴法改正は拙速だということになりますが、この辺の世間的な評価と専門家の評価はかなり違いそうな気がします。