Month: 3月 2006

利益と権利

国立マンション訴訟の最高裁判決が出ました。
判決全文はこちら

弁論を開かずに判決に行ったので、上告棄却になることはわかっていましたが、傍論ではなく、正面から景観を認めた点は新規性があります。

ただ、あくまで景観利益なるものを認めたのであって、法的権利としての景観権は否定しました。
よって不法行為の判断としては、よほどのことがないかぎり侵害とはみなされないということです。
日照などなら健康に影響するのが明らかなので権利ともなりますが、さすがにそこまではということでしょう。

余談ですが、最高裁のウェブサイトがリニューアルされまして、判例検索画面などは機能的になったのですが、一方で判例集掲載分とは別に近時の判決を公開していた分が減ってしまいました。

最高裁の分や知財関連などは従前どおりですが、掲載期間が減ってしまったようですし、下級審判決はどうもなくなってしまったようです。
この変更には少し困っています。

米連邦控訴裁 V字のラベルと貼った衣料品をトレードドレスと認めず

In re Slokevage(U.S. Court of Appeals for the Federal Circuit, 03/21/06 – No. 05-1389)

米連邦巡回区連邦控訴裁判所(2006年3月21日)
商標の一種であるトレードドレスに関する事件です。
米国特許商標庁が服飾関連のトレードドレスの登録申請を却下した判断が争われた裁判で、連邦巡回区連邦控訴裁判所は特許商標庁の判断を支持しました。
申請されたものは、「FLASH DARE」というV字の切抜きのついたズボン、スカートなどの衣料品というもので、ロゴ自体ではなくそれを貼り付けたいろいろな衣料品全体で登録しようとしたものでした。
理由として、証拠調べの結果、当該トレードドレスは商品のデザインであり、単一のものでなかったことから、却下となりました。
単一とは英語では、“unitary”とされておりまして、この場合、衣料品と切り抜き文字が一体となっていないということでした。
トレードドレスは、文字通り「商品の衣服」で、製品やサービスの全体的な外観・イメージで、パッケージからウェブサイトのデザインまで幅広く包含するものです。
個別のロゴなどよりは抽象的なもののことでして、アメリカではトレードドレスの意味をイメージまで拡大する一方、保護を受けるには識別力があることを立証しなければならないなどと法的保護を獲得するには難しくなってきています。
今回は類似のトレードドレスを訴えたのではなく、登録しようとした時点での事件でした。
日本では同じ概念はありませんが、不正競争防止法に同趣旨が盛り込まれています。ユニクロがダイエーの服飾売り場の形態が似ているとして騒ぎになったのが近いといえましょう。

米連邦控訴裁 V字のラベルと貼った衣料品をトレードドレスと認めず

In re Slokevage(U.S. Court of Appeals for the Federal Circuit, 03/21/06 – No. 05-1389)


米連邦巡回区連邦控訴裁判所(2006年3月21日)

商標の一種であるトレードドレスに関する事件です。

米国特許商標庁が服飾関連のトレードドレスの登録申請を却下した判断が争われた裁判で、連邦巡回区連邦控訴裁判所は特許商標庁の判断を支持しました。

申請されたものは、「FLASH DARE」というV字の切抜きのついたズボン、スカートなどの衣料品というもので、ロゴ自体ではなくそれを貼り付けたいろいろな衣料品全体で登録しようとしたものでした。

理由として、証拠調べの結果、当該トレードドレスは商品のデザインであり、単一のものでなかったことから、却下となりました。
単一とは英語では、“unitary”とされておりまして、この場合、衣料品と切り抜き文字が一体となっていないということでした。

トレードドレスは、文字通り「商品の衣服」で、製品やサービスの全体的な外観・イメージで、パッケージからウェブサイトのデザインまで幅広く包含するものです。
個別のロゴなどよりは抽象的なもののことでして、アメリカではトレードドレスの意味をイメージまで拡大する一方、保護を受けるには識別力があることを立証しなければならないなどと法的保護を獲得するには難しくなってきています。
今回は類似のトレードドレスを訴えたのではなく、登録しようとした時点での事件でした。

日本では同じ概念はありませんが、不正競争防止法に同趣旨が盛り込まれています。ユニクロがダイエーの服飾売り場の形態が似ているとして騒ぎになったのが近いといえましょう。

米連邦控訴裁 伝送コスト負担なしで電力を購入することを認めた連邦エネルギー委員会決定を支持

Boston Edison Co. v. FERC(U.S. 1st Circuit Court of Appeals, 03/20/06 – No. 04-2590, 05-1836)
米第1巡回区連邦控訴裁判所(2006年3月20日)
電力会社が連邦エネルギー委員会に決定の見直しを求めた事件です。
その決定というのは、自治体が伝送コストを払うことなく電力を購入することを認めたものです。
連邦控訴裁判所は連邦エネルギー委員会の主張を認め、行政法判事の下した自治体と電力会社との契約解釈を合理的としました。

米連邦控訴裁 伝送コスト負担なしで電力を購入することを認めた連邦エネルギー委員会決定を支持

Boston Edison Co. v. FERC(U.S. 1st Circuit Court of Appeals, 03/20/06 – No. 04-2590, 05-1836)

米第1巡回区連邦控訴裁判所(2006年3月20日)

電力会社が連邦エネルギー委員会に決定の見直しを求めた事件です。
その決定というのは、自治体が伝送コストを払うことなく電力を購入することを認めたものです。
連邦控訴裁判所は連邦エネルギー委員会の主張を認め、行政法判事の下した自治体と電力会社との契約解釈を合理的としました。

鈍化

最近、売り上げが非常に好調です。
景気回復の力を実感するわけですが、いろいろ小細工をして一日数十万の売り上げ増につなげたりしたので、その辺も認めてもらいたいのですが、特に何の反応もないです。

徹夜ばかりのせいか、頭の回転が悪くなったと感じることがあります。
良好でない状況が大半の時間になってしまったので仕方がないのですが。
ただ寝てないせいばかりではなく、学生時代にはしていた理論的な議論みたいのをしなくなった事も原因ではないかと思います。
あういうのは頭の回転させるのに最適なトレーニングですね。
いまさらになってから気づきました。

言語不明瞭意味不明

最近、職場で情報伝達に不備が目立つようになり、必要な情報が担当社員に伝えられないために、これまでは難なく処理できていたことができなくなってしまい、後始末に奔走するということがよく起きています。

別に2007年問題とは違って単に能力の問題なのですが、適材適所を貫くことがなぜできないのかを考えると、消極的理由や力学の類が働いていることがわかり、がっくりきます。

人事など会社内部の制度設計の類は、何か意思や考えがあってやっているものだと会社に入る前は思っていましたが、実際にはほとんど何も考えておらず、目の前の仕事が回ればいいと自転車操業をしているだけだとわかりました。

そういうわけで何を言っているのかわからない指示を聞かされる事が非常に増えました。
コミュニケーション不全は若者に限ったことではないわけです。

アンケート

日経がやっているインターネットでできるアンケートの会員になっていまして、たまにアンケートに答えています。

内容は多種多様で企業のブランドイメージとかの企業からの依頼があってやっている調査から雑誌のアンケート記事までさまざまです。
抽選でプレゼントが当たるのですが、当たったためしがありません。
もらったのは回答者全員がもらえた図書券500円分だけです。

今日、その一種で、アフターサービスに関するアンケートがあったので、回答してみました。
振り返ると私はあまり購入後にサービスを受けることがあまりないので、あんまり突っ込んだところまで答えられませんでした。
それでもネットショッピングのところではこの間の経験をもとにしっかり答えさせていただきました。
その業者と今後も取引したいかにはもちろん「したくない」を選びました。
インターネットショッピングモールって出店させているだけで、各店舗をコントロールできるわけではないのにレピュテーションリスクはあるんだからなかなか大変な業種ですね。

米連邦控訴裁 均等論によっても特許侵害はないとする判断を示す

Bicon, Inc. v. The Straumann Co. (U.S. Court of Appeals for the Federal Circuit, 03/20/06 – No. 05-1168)
米連邦巡回区連邦控訴裁判所(2006年3月20日)
均等論に関する事件です。
原審が、特許侵害がないことと原告がその地位を欠くことを理由として、被告勝訴のサマリージャッジメントを出したのを支持した判決です。
問題となったのは、歯科治療のインプラントに関する器具一式で、連邦巡回区連邦控訴裁判所は、連邦地裁が下した特許そのものの文言上だけでなく均等論によってしても特許侵害はないとする判断に誤りはないとしました。

米連邦控訴裁 均等論によっても特許侵害はないとする判断を示す

Bicon, Inc. v. The Straumann Co. (U.S. Court of Appeals for the Federal Circuit, 03/20/06 – No. 05-1168)

米連邦巡回区連邦控訴裁判所(2006年3月20日)

均等論に関する事件です。
原審が、特許侵害がないことと原告がその地位を欠くことを理由として、被告勝訴のサマリージャッジメントを出したのを支持した判決です。

問題となったのは、歯科治療のインプラントに関する器具一式で、連邦巡回区連邦控訴裁判所は、連邦地裁が下した特許そのものの文言上だけでなく均等論によってしても特許侵害はないとする判断に誤りはないとしました。