Month: 3月 2004

さらば東京大学

今日は東大の修士・博士の卒業式でした。

安田講堂で行ったのですが、やはり人数が多すぎて立ち見まで出る状況でした。工学系研究科などは700人超いますからね。
安田講堂は、外見のわりに収容力がないので、何か大きなイベントの際はすぐにいっぱいになってしまいます。
学部の卒業式などは、午前と午後に分けて行うくらいです。

最近、卒業式で欧米の大学のようなガウンを着ることができるようになりました。もちろんレンタルですが。
私は借りませんでしたが、他の方のを借りて記念撮影だけはしました。
ガウン導入は、佐々木総長のアイデアらしいのですが、影響しているのは、私が学部を卒業した2年前の卒業式ではないかと思います。
このとき文系の卒業式の来賓はオックスフォード大学の総長だったのですが、見事なガウンを着て来たのです。
ついでに来賓の通訳をした教授もあちらでの学位を有していることからガウンを着ていました。
これに対して東大の教授たちは皆スーツだったものですから、佐々木総長ももう少し格式をとでもお考えになったのでしょう。
今日は、壇上に上がった教授は皆、ガウン着用でした。総長用、副学長用、学部長用の3種類あるようです。
色がすべて違いました。

ちなみに学生がきるのは、100%ポリエステルのものです。一応オックスフォードと書いてありますが…。

6年間いた大学ともこれでお別れです。

思えばへんてこな経験ばかりしていた大学生活でした。

勉強一筋というほどにはしませんでしたし、サークルで完全燃焼というほどには打ち込みませんでした。(もっともサークルでは別の意味で燃やされてしまった人はいましたが)
学生仲間をはじめサークルOBや大学院に派遣された職業人、指導を受けた教授間で色々な人に会いました。
体を大いに壊して、健康の大切さを知りました。働く前でよかったと思います。そのおかげでいろんな病院を見る機会に恵まれました。

なんだか色々なところをちょっとずつ見てみた感じです。幕の内弁当みたいな感じでしょうか。

願わくば、これからの人生でこれらの経験を無駄なく活かしたいものです。

現代日本の食

ユニクロを展開するファーストリテイリングが、業務多角化で始めた無農薬野菜の販売から撤退することにしたそうです。

どうも採算ラインを越えなかったらしく、はじめてからずっと経常赤字だったそうです。
個人的には、結構利用していたのでなくなってしまうのは残念です。

高級志向で、値段が高いものの無農薬や減農薬の野菜や果物を扱っていたのですが、だめだったようです。
最近はデフレの一方で高級志向の分野も出ていますが、食は毎日のことであるせいか、節約に向いてしまうようですね。

また品質が完全でなかったということもいえるかもしれません。トマトとかは一般のと明らかに味が違い感動するのですが、あんまりなものもあったので、無農薬減農薬による味の良さに関しては徹底していなかったのかもしれません。

***
今日は病院で糸を抜いてきました。
システムが壊れているとかで、料金を払わずにすみました。次回にまとめて払えとのことでした。

公取委、企業結合審査の運用指針の原案公表

企業再編の盛んな昨今ですが、同業種の合併などが起こるとシェアが大きくなりすぎ、競争が阻害される場合が考えられます。(実際には、異業種間の合併でも競争は阻害されうるのですがそれは別の機会に)
そうならないように独禁法上規制がかかっており、公正取引委員会は合併などを個別審査しています。
その運用指針の原案が公表されました。
こちらです。

東京地裁、記事見出しに著作権認めず

東京地裁が新聞記事の見出しに著作権を認めないという判断を下しました。こちら

著作権法では、引用など著作権侵害にならない場合が結構列挙されているのですが、新聞各社は、条文の文言から解されるよりもかなり幅広く、著作権を主張したガイドラインを策定しています。
見出しに著作権ありということも昔から主張していて、見出しをそのまま流用しないように主張していましたが、東京地裁で判断されているように、そもそも誰がやっても同じような表現になるものにまで著作権を認めてしまうと、後の人が表現に困ってしまうことになります。これでは、著作物を保護することで表現を豊かにしようという著作権法の目的と全く逆になってしまうため、否定して当然です。この判決の判断は極めて妥当ではないでしょうか。

それにしても飯室裁判官はまた革新的な判決を出したんですねえ。

彼方の岸へ

今日も寒く、傷になんとなく違和感があります。

この寒い中、墓参りに行ってきました。
寒いので早々に引き上げてきました。

お墓って法的にはどうなっているんでしょうね。
多分、土地を購入しているわけではなく、遺骨を置く目的で使用させてもらっているだけだと思われますが、管理者は法人の形態なんでしょうか、それとも組合形式かな。どちらでもできそうな気が…。

明日も病院です。やれやれ。
あさっては卒業なのにこんなんばっかです。

欧州委員会、マイクロソフトに650億円の制裁金

[関連したBlog]

欧州委員会がマイクロソフトに競争法違反を理由として課す制裁金の額が明らかになりました。こちら。日経ではこちら

マイクロソフトにはえらく潤沢な資金があるのでびくともしないと思いますが、大人しく納めるとも思えません。
欧州委員会の処分を争う方法ってどうなってるんでしょうか。EU法って分野が確かありましたけど、やったことないのでよくわかりませんです。
どうやら、欧州司法裁判所へ提訴することができるようなのですが、詳細はわかりません。

オークションって難しい

いらなくなった司法試験教材とかをYahooオークションに出品してみました。
価格設定とか効果的なレビューの書き方などなかなか難しいものですね。

無事落札されてほっとしましたが、予想外の結果になったので若干驚いています。
結構な臨時収入だなあ。

しかし駆け引きとか色々あって疲れますね。
味を占めて次もという感じにはなりませんなぁ。
これからは忙しくなるし。

今日も東京女子医大病院に消毒に行ってきました。
何でまた雨なんでしょうか。
病院にいく日に限って雨なので、困ります。

週刊文春の件について、ここでは全く触れていませんが、憲法問題って商事法務としては面白くないかなと思っているだけで、法律的でないと言うわけではありません。
あまり法律的ではないコメントですが、かえって騒ぎにしたほうが世間の注目を集めて売り上げにつながりますね。
アメリカではそういう法廷を利用する行為は許さないという感じで法定侮辱の制度があるのですが、日本の場合裁判所にあまり裁量の余地がないために、できることのみをしていると、やった門勝ちみたいな状況を生んでしまいます。
この辺についても改革の必要性ありですね。

現代的大学病院のスタイル

東大病院も今回お世話になった東京女子医大病院も電子カルテ化に伴い、会計、次回予約まで一括して行うシステムが導入されています。
おかげで、最後には自動販売機みたいのでお金を払うことになります。

東大病院のはわかりませんが、東京女子医大のシステムは、日立のでした。

システム的には結構似ていますが、細部には違いがいくらかあります。

東大病院は、診療点数を書いた紙を係りに提出して、その計算が終わるまで機械でお金を払うことはできないのですが、東京女子医大病院では、診療が終わるとすぐに清算可能です。

医療費も東大病院は、一円単位で厳密におつりをくれますが、東京女子医大はなぜか10円台まで切り上げます

予約診療制をとっているのは両病院とも同じですが、東大病院は予約していても結構待たされる傾向があります。東京女子医大では、予約時間より前に診療が始まってしまうことがあります。

患者の数でいったら、東京女子医大病院のほうが圧倒的です。東大病院は、あの混雑に比べたらのどかなものといえます。

どっちがいいのかは一概には言えませんが、できるならば、どちらにもあまりお世話になりたくないものです。

手術に先立って、血液検査を受けました。肝炎を検査するのが主目的なのですが、HIVも調べたいとのことで、同意を求められました。肝炎は同意なく調べられるそうですが、HIVは個別同意がいるそうです。
血液による汚染拡大という可能性から考えたら、肝炎もHIVも似たようなものですが、やはりHIVは、プライバシーにかかわるということなのでしょうか。
結局すべての検査を受けまして、すべて陰性でした。
C型肝炎は汚染血液の輸血のせいで、潜在的な患者は相当いるようですが、薬害エイズと同じくそのうち大問題となるのでしょう。

寒い日は傷が疼く

今日は雪の降る中、消毒に行って来ました。

寒いとやたらと傷が疼きます。

手術の翌日にこんな寒波に見舞われるとは、不幸もいいとこです。

そういえば昨日の手術前に、上野の国立西洋美術館にいって古代ローマの彫刻展を見てきました。
美術館ですから芸術品を中心に集めたのだと思いますが、なぜか垢おとしまで並べられていました。
ローマ時代は、お風呂で垢を落とす際には、専用の器械を使っていたのですが、それがありました。
ローマ人の物語で読んだのですが、やはり鎌のようなものでこそぎ落とすようになっているようです。
痛くなかったんですかね。

公取委、東急パーキングシステムに排除勧告

東急系列の立体駐車場販売・保守・保守部品供給会社の東急パーキングシステムが、公正取引委員会から排除勧告を受けました。

独禁法の勉強によさそうな素材なので取り上げてみます。

報道はこちら

独禁法は、競争経済の実現を法目的としているせいか、経済学的な原理原則論やモデル化しての議論が盛んで、研究も混乱している分野です。
実務的な関心からいえば、独禁法違反に当たるのかどうかがはっきりして欲しいということになると思いますが、依拠できる研究も少ないのに加え、公表される事例も自律的な判断にたるだけの数がないために、判断に困ることが多いと思われます。

超単純に独禁法を説明すると、私的独占か不当な取引制限か不公正な取引方法に該当する行為をして競争が阻害されると、独禁法違反ということになります。

私的独占とは、競争者を排除する他者排除のことです。
不当な取引制限は、同業者間で横の拘束をすることです。
不公正な取引方法とは、川上の業者がその地位を利用して川下の業者に拘束をかける、いわば縦の拘束です。

このように、独禁法が想定しているモデルでは、すべての事業者が資本関係などなくバラバラであることを念頭にしているのですが、実際には業務が多様化しているために、製造業者でありながら販売業者であり保守点検までするといったことが結構あります。すると、販売や保守点検など川下の一部のみに特化している業者に比べて川上を押さえているために、抑圧することが容易にできることになります。

このケースでは、部品供給をしていることをいいことに保守サービスで競合する他社に対して不公正な取引方法を行い、駐車場の保守サービス市場での競争を阻害しようとしたということです。

こういったケースは後を絶ちませんで、かつては東芝エレベーター事件というのがありました。

価格競争の激しい昨今、「物」を売るのでは利益があまりあがらないため、製造業者自らサービスを行い、それで利益をあげようという姿勢が強まってきています。そういう傾向から考えると、今後もこういったケースは起きてくるものと思われます。