企業会計審議会でアメリカ流企業統治の導入に異論噴出


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金融庁の企業会計審議会のガバナンスの仕組みを話し合う部会が2日開催され、出席者からアメリカが企業改革法で導入した仕組みを日本でもそのまま採用することに対する否定的な見解が続出しました。なぜか記事が見つからないので引用はなしです。

以前の米企業改革法成立二周年、経営監視に一定の成果で書いたのですが、エンロン事件を受けて成立したサーベインズ・オクスレー法の最大の問題点は「内部統制の確立と維持」にえらくコストがかかるという点です。
内部機構かしっかりしているか外部のチェックを受けねばならないためなのですが、監視しなければどんな仕組みも形式に堕するでしょうから、当たり前のことでしょう。
監視もまた形式に堕するおそれは十分ありますが…。

悪いことをするのはごく一部なのだから全体にそんなに負担の思い制度を導入しないでくれということのようです。
しかし徹底した制度設計まではしないということになると、投資家が悪い会社に引っかかってしまうかどうかは、極端な言い方をすると運の問題になってしまいます。
金融資産が投資によって循環する社会を目指すとなるとこの点はかなりの障害になるのではないでしょうか。
日本ではどのようなガバナンスを導入するのかしないのかまだわかりませんが、投資環境の整備に対する考え方の違いが反映されることになりそうですね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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