ブッシュ大統領、クラスアクション抑制の法案可決を訴える


以前、ウォルマートでクラスアクション勃発の記事で取り上げたアメリカ法を特徴付ける制度の一つ、クラスアクションですが、ブッシュ大統領がこの制度のよって生じる負担がアメリカ企業の競争力をそいでいるとして、抑制する法案の成立を議会の有力議員に訴えました。記事はこちら
懲罰的損害賠償は実損以上のおまけをくれる制度なのでともかくとしても、クラスアクションで求められる損害額は理論上は実損そのものなので、これが企業の競争力をそぐというのは妥当ではないでしょう。
よって、クラスアクション制度があることで不当な訴えも起こされ、その訴訟に対応する費用がムダということでしょう。
以前にも書きましたように、一山当てたい弁護士によって利用される面がないことはないので、ブッシュ大統領は企業よりなんだと利益誘導の側からばかり見ることはできませんが、裁判を受ける権利を制限することにもなりうるので、憲法問題にもなりえます。
現在の案では管轄を連邦に移すことが検討されており、その程度なら、憲法上の権利の制限にはならないと思われますがどうでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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