入口の前で


東京地裁がgoogleに検索結果の削除を命じたという決定が出ました。

EUではすでに「忘れられる権利」というものが議論されていて、日本もそれに続くかというような捉え方がされているのですが、忘れられる権利の問題とは別なのですが、この件の報道の書き振りがわかりにくいのが若干気になりました。

この件は、いわゆる忘れられる権利の問題ということでよいのですよね。犯罪にかかわっていないのに、関与を連想させる予測変換機能による補充がされることによる問題というのは別の論点のような気がするので、どちらなのかははっきりさせておかないと危険であるように思いました。

サジェスチョン機能によって勝手に関与しているかのように見えてしまうというのは、予測変換機能で補充する用語は、ウェブサイト情報を収集して組成してしまうところがあるため、事実無根の書き込みがたくさんされていると、その通りのサジェスチョンをしてしまう傾向があるかららしいです。

これは不当であることは当然ですので、問題の所在を誤らないようにしないといけないように思いました。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。