西武鉄道、7年間取締役会開催せず


東証一部を上場廃止になった西武鉄道が、7年間取締役会を開いていなかったことが明らかになりました。記事はこちら
会社経営の意思決定機関である取締役会を開いていなかったというのはなんとも呆れた話ですが、実際には多くの会社で取締役会はセレモニー化しているのも事実です。
西武鉄道では、常務会、部長会などで実質的な意思決定をしていたということで、会議の類を何もしておらず、すべて会長・社長の独断でやっていたわけではないようです。
取締役会をモニタリングモデル化して、実質的にはもっと人数の少ない常務会など法律上義務ではない機関にゆだねている会社は結構あります。
西武鉄道のよくないところはモニタリング機関をやらなかったというところでしょうか。
判例が取締役会の議事録をやたらと見せてくれないのもこのようないい加減な行為を助長しているような気がしますが、公開を積極的な判断をしたとしても議事録を捏造するでしょうから、あまり意味がないですね。
法定された株主による監視の仕組みは、実際は潜り抜けやすいものばかりなので、投資家が自分のお金を守るにはどうすればよいのかは非常に難しい問題です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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