中途半端はいけないか


ボーナスが支給されるということで、一足早く明細を頂きました。

はじめて満額支給されるボーナスなので、金額の多さに感激しました。
あんまりたいした仕事してないけど、こうして頂けるとはありがたいことです。

しかし、控除額の多さにも驚きました。
税金だけでなく社会保障も所得の際半分の観点から累進的になっているせいか、控除の割合は月給の比ではありませんね。

社会保障と負担の関係では、高福祉高負担と低福祉低負担の二種類の国家モデルがありますが、日本はあえて言うならあんまり負担は大きくない方です。
そのわりに高福祉でして(完璧な高福祉というのではなく「負担の割には高福祉」と言ったほうがいいかもしれません)、このままでは支えきれなくなるのは明白です。
実際には福祉切捨てや負担の引き上げは政治的にはなかなかやれるものではないため、その場しのぎみたいな感じでここまで来てしまいました。

そのため日本の社会保障は、上記の二種類の両極端から比べてどっちつかずになっています。
一見するとバランスが取れていていいのかもしれませんが、お金が絡む問題で中途半端であるとたいていの場合、そこそこ金はかかるのに完全には役に立たないというパターンに陥ります。
これは双方に不満が出るためもっとも困る事態になります。

バランスは日本では大変重きを置かれる価値ですが、その中庸への愛を断ち切らねばならないときが来ているのではないでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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