探求の向こうに


今日は連休前半というか一日だけの祝日であまり多くなことをできるわけではないので、自宅にいました。

自宅にいても全然休まらないので、実はこれは深刻な問題なのかもしれません。

出版社の方が私の書いた原稿を見て、他の弁護士と異なり私の書くものにはストーリーがあるので面白いといってくれたことがあります。

弁護士の書くものはどうしても情報を盛り込みたくなったり、表現を厳密にしないとまずいと思って、よくわからないものになる傾向があるが、私の書いたものは流れがあるということで言ってくれたみたいでした。

その評価の当否はさておくとして、私自身はこれまでの人生で、眺めたことの解答を自分の中で見つけて得心するというようなことをずっとしてきました。

対象は目の前の事象だったり、社会的な問題だったりするのですが、その根源的な原因はなんだろうといつも考えてきました。

その一方で私は知識というか情報が大好きなので雑多にいろいろな情報を仕入れてきました。その情報がたまってあるとき自分の中で、あの問題の根源はこれじゃないのかとかひらめいた気になるのです。

私がやったある国選刑事事件の被告人質問と弁論で私が述べたことは、ひたすら被疑者被告人と接見してこれまでの半生をものすごいたくさん聞いたうえで、これが原因だと自分の中でたどり着いたことを述べたものでした。私はやるだけで夢中だったのですが、ついてきてくれた修習生によると、その部分になったところで、裁判官は記録をもう一度繰っていたとのことで、ある程度、通じるものがあったのだと思いました。量刑も基準からはかなり軽くなり、法廷で行ったことがいくらか意味を持ったのだろうと個人的には感じました。

原因はなんだろう、本質はなんだろうといつでも考えていて、追い求めているのですが、原因がわかってもきれいに解決できるかは別なわけで、どうにもならないことが分かった時どうすればいいのでしょうか。

今とある問題について、これが本当の理由だろうと思い当たる節があるのですが、わかったところで解消することができないので、絶望的な気分になっているところです。もはや周囲を眺めているのはやめて、自分のことだけ考えるようにした方がいい時分になってきたということでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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