袋小路


この日は突発的な事態に対応するために、非常にあわただしい一日を送る羽目になりました。

弁護士なら当たり前の日常なのでしょうが、どうもまだ慣れない感じがあります。

 

さて、司法の作用は実のところ、非常に事務的であるし、限定的にしか対象としないため、もしかしたら思われているような画期的な解決は実は期待できないところがあります。

事故に関する損害賠償請求の民事訴訟で、関係者がその訴訟を通じて真実が明らかになってほしいという期待をするのに応えるのが無理あるのはその代表例だと思うのですが、そのほかにも裁判で自分の問題は究極的に解決するはずだと思われている方が結構いらっしゃるような気がします。大変残念ながら、裁判は起きてしまったことを、それも経済的価値にしてなんとかしようとするくらいが精いっぱいですので、元に戻ることなどそもそも論的に無理なのですが、どうも過度の期待がされてしまっていることがあるようで心が痛みます。

私はあまり訴訟をしないので、そのような苦悩を感じることはあまりないのですが、それでもゼロではないので、心が痛みます。

このまま進んでも、根本的な解決にはならないのだろうなと思うことはしばしばあります。その背景には精神的な問題が潜んでいるんだろうと思うこともしばしばです。やりがいってどうやって見出せばいいのか、難しい事件ってあるものだと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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