三菱東京UFJ銀行の労働組合、契約社員も正社員の労働組合に加入することを認める


大企業をはじめとして日本では企業別の労働組合になっていますが、それらの労働組合では加入する資格を正社員に限っていることがほとんどです。

そのような中で、三菱東京UFJ銀行の労働組合が、契約社員の加入を認めることになったと報道されました。

契約社員7000人、組合員に=待遇改善—三菱東京UFJ銀行 – WSJ.com

三菱東京UFJ銀行が、窓口業務などを担う契約社員(約1万2000人)について、正社員と同じ労働組合に入れるようにしたことが4日、分かった。希望する約7000人が3月末に加入した。新たに銀行と雇用契約を結ぶ人は、全員が組合員になる。三菱東京UFJ銀の労組は、正社員全員が加入する仕組み。職場全体の待遇改善には、非正規である契約社員の組合員化も必要と判断した。

賃上げの動きがでるなど近年にない様相を呈している昨今の労使関係の中で、非正規雇用についてもそのような動きが広がることにつながるかのように一見、受け取れます。

しかし、大手メーカーなどもそうですが、日本の大企業の労働組合はユニオンショップを締結していることなどから御用組合化していることが少なくありません。

そのような中で、労働組合に加入することがどの程度の待遇改善につながるのかは微妙かもしれません。

上記報道によると全員加入というわけでなく、今後の採用では全員加入となる模様で、今後の新規採用の扱いを見るとユニオンショップがあることが前提となるようなのですが、これまでに入社している社員の扱いについてのユニオンショップはどうなっているのかが若干よくわからない扱いになるところも気になります。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。