カゴメ、社外取締役を初めて起用


社外取締役を初めて起用する例が相次いでいますが、カゴメにおいても社外取締役を初めて取締役選任議案の候補とすることになったとリリースがありました。

社外取締役候補者の選任に関するお知らせ

まとめると候補は3名で、日本IBMの橋本孝之会長、前文化庁長官の近藤誠一氏、業務提携しているマルトモの明関美良社長とのことです。

上記リリースを見ると、期待している役割が海外事業の促進や人事制度の構築を手伝ってもらうかのように若干読めてしまい、そうなるとあえていうと監視が目的の社外取締役の役割と少々異なりそうですが、それはあくまで人選の的確さを示すための意欲的な表現であり、会社の企画する内容に経験から助言してもらうということなのでしょう。

しかし、これは若干うがった見方をしすぎではあるものの社外取締役を置くということは、会社法の要件に合致する取締役がいるというだけではなく、何をしてもらうのかという点も問題になるのではないかという気がするところです。

なお、明関社長は業務提携先の社長ですので、東証の定義するところの独立役員には該当しません。

社外取締役とはいっても独立役員であるかは別問題であるという点も踏まえておくべき点であるといえましょう。

上記二点を確認させてくれる興味深い一件であるといえましょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。