もう先週に終わらせているのですが,今年も確定申告はe-taxでやりました。
大づかみすると,電子政府の一部ということになるのでしょうが,同じ電子申請の分野である社労士業務の電子申請は非常にわかりづらい作りになっており,作った人は頭が悪いのではないかと本気で思うのですが,それらに比べるとe-taxは相当まともになっています。
厚生労働省系の電子申請でほとほと悩まされていると,e-taxは非常に親切にできていると思います。
確定申告の用紙もおそらく,世界で一番わかりやすく,日本の申請関係の書類の中でも群を抜いた使いやすさだと思います。やはり利用者が多いということで,精錬されていくのでしょう。
しかしこのtaxdだけどんどん先に進んでしまうという部分的進化は一方では弊害をもたらす点もあるのです。
厚生労働省系の申請などの電子申請は,なぜかインターネットエクスプローラのバージョンが昔のものでないと動作確認がされていないとのことで使えないのですが,e-taxではむしろ新しい方を推奨されており,古いと逆に動かないのです。
仕事の電子申請をしているパソコンと同じパソコンで確定申告をしたため,どっちの手続きを取るのかで大変なジレンマに陥ってしまいました。
インターネットエクスプローラーのバージョンを下げるのって不可能ではないのですが,かなり面倒なので,いやだなあと思い,確定申告は年に一度しかないのだからと思って,環境を変えるのが嫌で紙にしてしまうかと一瞬思ったのですが,去年,e-taxの環境をせっかく整えたのにそんなことで途絶えさせるのは悔しく,後で戻せばいいではないかと腹をくくって,電子申請のためIE8のままにしてあったところをIE11にして,確定申告をしました。
そうしたら,偶然だと思うのですが,その直後に,そのほかの電子申請でもIE11まで使えるようになり,難を逃れました。
この調整の取れているんだかいないんだかわからない迷走ぶりは本当に何とかしてほしいと思います。
しかし,ネットを使って何としても済ませたいという強いこだわりは,技術的工夫で効率化を図るという私の主義と完全に一致するので,これからもくじけることなく貫き通していこうと思います。