この日は外出の予定はなかったものの書き物の仕事がたくさんたまってしまったために,事務所で一日仕事をしようと思っていたのですが,どうやら体調を崩してしまったようで早々に引き揚げました。
前日(というかすでに今日)の夜,ものすごく寒くて部屋で寝ていても寒かったのですが,そのせいで風邪をひいてしまったようです。
この日は日弁連の会長選挙の日でして,体調が悪いなあと思いつつ仕事の合間をぬって投票に出かけてきました。
投票や議決権行使の類は,権利を得てからどんなに小さな機会でも欠かしたことがないので,今回も当然のこととして行ってきました。
しかし,弁護士の世界以外では全くどうでもいいと感じられることだと思いますが,今回の日弁連会長選挙は,第一東京弁護士会の候補と東京弁護士会のあえて言うと左翼候補の争いであったために,争いの激しさについてはここ数年のものと比べると微妙なところがありました。
私は第二東京弁護士会に入っていますので,なおさら静かだったようか感じがあり,投票に行ったときには会場にはほかに誰もいませんでした。
もっとも仕事に追われて午後に行ったのがまずかったのかもしれません。弁護士会には派閥があり,票読み等の関係で派閥からは午前中の投票などが推奨されるのですが,私は無派閥なのでそんなことは無視して午後に一人で行ってきました。
弁護士の世界って政治ごっこのようなことが好きで,選挙のやり方とか,派閥とかまったくもってミニ政党政治といった様相を呈しているのです。第二東京弁護士会は派閥の役割がそれほど大きくないのですが,日本最大の弁護士会である東京弁護士会は派閥の機能も大きく,派閥活動もものすごいのです。隣で見ていてあの熱心さは驚くばかりでして,絶対に巻き込まれないようにしなければと常々思っています。
ちなみに弁護士の世界における一票の価値は滅茶苦茶です。地方の単位会の方が日弁連会長選挙における影響力は大きくなるようになっており,そのねじれのためにここ数年来日弁連会長選挙が波乱を続けてきたのですが,どうやらそれも収まってきたようです。