この日も仕事と模擬裁判を両にらみという一日だったのですが,色々よくわからない展開が相次いで,予定が完全にごちゃごちゃになってしまいました。
さて,ようやくというか当然のことというべきか,民主党政権の政策の真逆に変更する動きが連続してきました。
労働法分野では,有期の無期転換制度の修正,派遣法の再改正が具体的に上がってきていますが,さらに農政でも戸別所得補償で重大な変更が行われる模様です。
もとは,理屈倒れの気があるにしても理念があっての政策だったのに,小沢イズムが混ざった結果,ばらまきをして自分たちの支持者にしてしまえというところが強まってしまったという悲劇的な展開をした政策が次々と変更されていっています。
ばらまきは削りにくくなりますので,定着する前に選挙の大勝利にのせてやめてしまおうというのは政治的にはいいと思います。政策の是非の前に,そもそも破たんに向かってしまうために避けた方がいい政策のタイプはあるように思います(国からの給付なしでは暮らせなくなるとか公務員を際限なく増やすとか)ので,避けがたくなる前に修正されるようになるのはいいことだと思います。
しかし,どうにも口先はなめらかなのに実際には怪しいという分野がたくさんありますから,真価が問われるのはまだまだこれからでしょう。