みずほFGを揺るがしている,オリコを通じての反社会的勢力に融資がされていた問題で,株主が責任追及の訴えを起こすように提訴請求を行ったことが報道で明らかになりました。
事態がまだ進展中の中ではありますが,ある意味当然の動きともいえます。
ただ,今回の提訴請求で特徴的だと思うのは,いわゆる初期対応のまずさによる損害拡大分を算定しており,それも損害として主張しているということでしょう。
あくまで,株主の主張ベースではありますが,対応の遅れや,対応に際して虚偽を発表してしまうことがさらなるリスク要因であることを伺わせる事態といえましょう。