オリンピックの開催地に東京が決まったということで驚きました。
無理だろうとか思っていたわけではないのですが,タイミング悪く汚染水の問題が発覚して,とんでもないことですので,不安視されて当然なのではと思っていました。
しかし,一方で,スペインの状況は相当悪いようですし,世界がトルコを見る目が一変してしまったこともあり,相対的にということなのでしょうか。
トルコの問題は,反政府デモという切り口が日本では主流ですが,アメリカの見方では,やはりイスラム主義であったということに気付いたという点に尽きるような気がします。
エジプトのモルシ前政権が倒れたのは,当地のノウハウも何もないのに,そもそもそれに関心を示さず,イスラム主義を遂行しようとしていたという宗教政治であったところが作用していたようであり,その政権を支援していたのが他ならず,トルコの現政権ということで,トルコも目指している終着点はそこなのかという見方がされるようになったことがうかがえる記事がありました。
一方,日本の課題はというと,有言実行というところに尽きるような気がします。
日本人は口下手だが,実直で仕事は几帳面という存在だったはずが,口先ばかりで何もしないという政治家ばかりが目立って非常に迷走してきてしまいました。安倍総理も口が非常になめらかで,前回が前回ですので不安があるところなのですが,いわば国際公約にしてしまった以上,しっかりと成果を上げないといけないはずです。
言葉の重みということは本当は,そういうことを指すのでしょう。