川崎重工,臨時取締役会を開いて代表取締役を解職


すでに大きな騒ぎとなっていますが,川崎重工が株主総会を前にして,臨時取締役会を開いて代表取締役を解職しました。

川崎重工のプレスリリース

代表取締役以外にも役付取締役を解職したと上記リリースには記載されていますが,会社法的には解職という語が妥当するのが代表取締役に対してだけということになりましょう。

肝心なのはお家騒動の背景事情というところでしょうが,すでに報道されている通り三井造船の統合をめぐっての意見の対立ということになっているようです。

この対立については日経の報道は否定的であるような書き方をしているのですが,統合してもうまくいかない例もあるのは事実でしょう。

日経はそのような対立を乗り越えて世界的な大企業となって日本企業の国際競争力を高めるべきという「べきだ論」を考えているのだと思います。それはそれなりに正しい点もあるかと思いますが,残念ながら村社会の性質の強い日本の企業社会では,意識を高く持つと乗り越えられるという類のものでもないのかもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。