福島第一原発事故にかかる損害賠償請求権の時効中断に関する特例法が成立


JAPAN LAW EXPRESS: 政府,原発事故に基づく損害賠償請求について消滅時効について成立を猶予する内容の特別法を制定する方針を固めるの続報です。

5月29日に参議院本会議で全会一致で,特例法が成立しました。

参議院のウェブサイトによる法律案段階の内容は以下の通りです。

法律案

端的に言ってしまうと,すでに上記リンク先の従前の記事でお伝えしている通り,ADRを利用している最中に時効成立だけの期間が経過してしまっても,和解が成立しなかった後,1か月以内に訴訟提起をするなら,ADRの申立て時点で訴えの提起をしていたとみなすというものです。

民法の原則はそのままにごくごく限定的な例外を明記した法律というところでしょう。

ADRの活用等の段階に立っていない場合には,全く対象とはならないことから,広くしっかり広報されること及び確認が求められることになりましょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。