この日は,午後からあちこち出かけて,最後には修習委員会で弁護士会館に行きました。
弁護士会館に行くのは委員会の時くらいですが最近仕事が忙しくて委員会に顔を出せなくなってしまっていて,当初の想いと異なってしまってきました。
それだけではなく,新しく弁護士登録をして修習委員になった方がどんどん入ってきて,修習生と一番近い立場ということがもう崩れてしまいました。
修習生に弁護士業務の話をするならば,伝統的な弁護士業務を幅広く行っている方の方がふさわしいでしょうし,修習生もそういった方の話を求めているでしょうから,あまり訴訟をしないし,個人の一般民事の事件もほとんどしないしで,人事労務分野に専門特化してしまっている私の場合,なかなかお役にたてないなあと思ってしまいました。
しかし,弁護士が増えすぎていると騒いでいる今日,弁護士の多様化の実例をみるのも悪いことではないと思うのです。若いうちはとかく自分の知識の中でステレオタイプ化したイメージに合致する道を邁進してしまいがちですが,なんとかなる道は,気づいていないだけでまだまだあるということは知ってほしいような気がします。