東京地裁,googleの関連用語自動補充機能で自分の実名に犯罪関連の用語が補充される事件で仮処分に続く本案訴訟で差し止めを命じる判決


JAPAN LAW EXPRESS: 東京地裁,googleの関連用語自動補充機能で自分の実名に犯罪関連の用語が補充されるとして差止めの申立てがなされたのに対して,差止めを命じるもgoogleは応じずの続報です。

googleが差し止めに応じなかったため,仮処分では係争が終わらず,本案訴訟が提起される事態になっていました。

この事件で,東京地裁は,差止めと30万円の慰謝料を認める判決を出しました。

報道によると,東京地裁は,自動補充によって違法な記事を閲覧しやすい状況を作り出したとして,名誉棄損とプライバシー侵害を認定して,差止めと慰謝料を認めたという構成になっている模様です。

慰謝料については仮処分命令に後に,違法性を認識したのに放置したということで認めているようです。

一方で,就職ができなくなっていると原告が主張していることについては因果関係を認めなかったともされています。

報道からでは内容が粗くよくわからない点もあるのですが,インターネットの技術によって引き起こされた事態について先例的判断となっていると思われます。

裁判例情報

東京地裁平成25年4月15日判決

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。