今年から確定申告をe-taxにしたのですが,新年度早々なのにもう還付がありました。
e-taxは還付が速いことを標榜しているのでさすがだなあと感心したのですが,よくよく考えるとうちの周りが田舎過ぎるだけのような気がしてきました。
e-taxもその一部ということになるのでしょうが,政府の電子申請という仕組みがあり,いろいろな申請の類をネットできるようになっています。
e-taxみたいなものなのかなあと思い,社労士会も推進しているので,私もできる環境を整えてみたのですが,理解不能なくらい使いにくく,いかにe-taxが使いやすくできていてましかということがよくわかりました。
利用が進まない理由はいろいろあると思いますが,サイトの使い勝手が悪すぎることは相当大きな一因だと思います。
法令に定められた手続きに適合するようにサイトを作ったのはよくわかるのですが,逆に言うとそれが最大の過ちのような気がします。
申請意思の確認のプロセスがあり,これだけではないのですが,これだけでも極めて余計な手間を必要とする事態をまねているのです。
作った人はバカではないかと思ってしまうくらい混迷している仕組なのでした。専用の業務ソフトでやってしまえば問題ないのでしょうが,政府の方がそれを前提とするのは変な話ですので,やはり原則的なウェブサイトはもっとちゃんとできているべきだと思うのです。
これだけみてもパブリックな部門では,日本人のITへの適性を疑わせる十分です。