長野地裁,NECライティングの撤退問題にかかる住民訴訟で請求を棄却


JAPAN LAW EXPRESS: NECライティングが伊那市から補助金等を受けながら撤退した問題で住民訴訟が提起されるの続報です。

住民が伊那市にNECライティングと前市長,現市長に対して損害賠償請求訴訟を提起するように求めている訴訟だったわけですが,長野地裁は住民側の請求を棄却したことが明らかになりました。

NECライティングと伊那市との間では民事調停が成立しており,会社が1千万円を支払うことという内容とのことですが,とにかくこれで残りの請求を市議会も放棄しているとのことで,請求に理由がないということになった模様です。

民事調停と市議会の請求放棄という組み合わせによる処理というのはなかなか興味深いものですが,企業撤退の処理のケースとして意義深いものとなりそうです。

裁判例情報

長野地裁平成25年3月29日判決

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。