この日も夕方から夜にかけていろいろな予定が交錯していて判断が難しかったのですが,案件に関係しそうな論点がちょうど弁護士会の研修で取り上げられたので,これはと思って行ってきました。
大学教授による研修だったため(実は東大時代からよく知っている先生なのですが),周囲を見渡すと,実務家にはなかなかはっきりしないのがきつかったようでした。
個人的にはとても勉強になりまして,受講してよかったと思いました。
案件との関係で非常に具体的にイメージできた点がありますし,そもそも理論的な法律の講義はやはりいいものだなあと思いました。
研究の世界に入りたいとか言っているのではなく,高橋宏志教授のお言葉を借りると,理論的なものは実務的である,実務的なものは理論的である,といったところでしょうか。
そうはいいつつも,普段の仕事を振り返るとあんまり理論的に考えられていないような気もするのですが。