東京地裁,解雇された機長がスカイマークに損害賠償を求めた訴訟で同社に約1900万円の賠償を命じる


スカイマークが,解雇した機長から損害賠償請求を受けていた訴訟があり,東京地裁は14日,同社に約1900万円の支払いを命じたことが明らかになりました。

スカイマーク契約解除は違法=元機長への賠償命じる―東京地裁 – WSJ日本版 – jp.WSJ.com

スカイマークが不合理な理由で出向受け入れ契約を解除したのは違法などとして、元機長の男性が損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であり、白石哲裁判長は契約解除の違法性を認め、同社に約1900万円を支払うよう命じた。

判決によると、男性は2010年、体調不良を申し出た先任客室乗務員について乗務できないと判断し、同社に交代を求めたが認められなかったため、搭乗を拒否。同社は業務命令違反などを理由に契約を解除した。

白石裁判長は、乗務員が体調不良だったと認め、乗務可否についての男性の判断は正しかったと指摘し、「契約解除の理由とはなり得ない」とした。

(略)

上記報道だと契約解除と記載されていますが,日経をはじめ他紙では解雇とされており,パイロットが請負や業務委託ということは難しいので,やはり解雇であるのが正当だと思われます。

一般的には,業務命令に反しただけで解雇までの処分は難しいと解されていますので,そもそもこの処分には相当無理があったといわざるを得ません。

以前,スカイマークの企業改質が取りざたされる事態がありましたが,この件も企業体質が反映している一件だったのかもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。