日本の上場企業全体約3700社のうち,約27.8%が株主優待を設けており,比率としては過去最高になったことが日系の報道で秋からになりました。
実数では,1041社で,2008年当時の1064社にっているとのことです。当時は上場企業がもっと多かったことから,比率では現在の方が高いとのことです。
狙いは個人株主の獲得と長期保有してもらうことにあり,安定株主ができてほしいという会社側の思惑がある模様です。
お土産的な株主優待が盛んなのは日本の特徴的な現象であり,人気を高めるにはふつうは配当性向を高めるものですので,非常に珍しいものです。
この背景にはいろいろなものがあり,機関投資家ではなく個人株主がいいと思っているという点もありましょうが,配当を巡る責任の観点からの固定観念的認識もありましょう。