日経をはじめとして,報道機関各社から伝えられた外食産業の大型再編である居酒屋などを経営するコロワイドが牛角などを運営するレックスホールディングスを子会社化する件ですが,このスキームがデット・エクイティ・スワップであることがプレスリリースによって明らかになりました。
これによると,金融機関の貸付をコロワイドが設立するSPCが買取り,その債権を現物出資することで株式を取得するというスキームです。
有利子負債の圧縮を一気に進めるという点に意味があることが強調されています。
そのうえで,残債務についても信用力が増した状態で借り換えをするとしています。
企業再編の手法としては比較的珍しいやり方なのではないかと思われましたので,取り上げておきます。