日本取締役協会,上場企業のコーポレート・ガバナンス調査(2012)を公表 独立取締役を有する東証一部上場企業は37.5%


日本取締役教会が,上場企業のコーポレート・ガバナンス調査(2012)を公表しました。

ガバナンスが注目される昨今ですが,この調査の結果として,ガバナンスのカギと位置づけている社外取締役の増加ペースについて,非常に遅い歩みと厳しい評価をしています。

上場企業のコーポレート・ガバナンス調査(2012) – 日本取締役協会

 

特に重要なのは,社外取締役よりも東証の定義するところの独立役員に相当する社外取締役である独立取締役の方でしょう。

この調査によると,東証一部上場企業で,独立取締役を有しているのは,上場企業全体の37.5%であることが明らかになりました。

577社から628社へと増加しており,これもまた遅い歩みと評価されることになるのかもしれませんが,東証一部上場企業といっても著名な大企業はごく一部でありすぐに社会の趨勢に反応するのはこれらの企業からであることを踏まえると,着実に増えているといってもよいのではないかと思います。

 

しかし,世界から見れば,とんでもなくガバナンスがなっていない企業社会に見えることでしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。