国土交通省,マンション管理の「標準管理規約」を改定して,被災時の補修を理事会決議で可能とする規定等を新設へ


分譲マンションの管理組合の規約は,国土交通省がモデルとなる標準管理規約というものをつくっており,実務はこれに従って規約の作成,改正をしています。

震災対応で,総会決議を要する補修が迅速に行えないという事態が続発したことから,被災時の補修について理事会決議でできるようにする旨の標準管理規約の改定を国土交通省が検討していることが明らかになりました。

 

補修の内容によって保存行為に該当するものもあるでしょうが,改定では具体的にできる行為を列挙するようですので,色々な補修を盛り込むことで,迅速にできるようにするところに意味があるものといえるでしょう。

 

このほかにも被災時に管理組合の役員が,専有部分に立ち入ることができるようにする旨の改訂も盛り込まれる模様で,準事務管理的な行為をしてマンションを毀損することを防ぐことが意図されている模様です。

 

改定後,順次,管理会社から規約改正が諮られていくこととと思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。