日本製紙グループ,合理化で持株会社を廃止へ


日本製紙グループが,持株会社を廃止することが明らかになりました。

合理化の一環で,完全子会社の事業会社と持株会社が合併して事業会社が存続するとのことです。

当社連結子会社日本製紙との合併契約の締結、ならびに日本製紙と当社連結子会社日本大昭和板紙、日本紙パックおよび日本製紙ケミカルとの合併契約の締結に関するお知らせ

持株会社はグループ経営を可能とするために解禁されたもので,大企業を中心に多くの移行例がありますが,一方でうまくいかないのではないかという指摘も当初からありました。

うまく機能してないかはともかくとして,間接部門の重複などはあることから,合理化の対象とされた模様です。

グループを形成している企業でも,中核企業が事業会社であることもままあり,持株会社が頂点になっていないとグループが形成できないというわけでは必ずしもありません。私自身はそのような会社の出身ですので,持株会社でなくても別に問題ないのではないかと思っていたのですが,本件はその意味でさしたる問題はない場合の例ということなのでしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。