厚生労働省の労働政策審議会,有期雇用の反復に上限を設け,無期雇用への転換を義務付ける労働契約法改正案を妥当とるする答申


JAPAN LAW EXPRESS: 厚生労働省,有期雇用の継続に規制を設ける労働契約法改正案について労働政策審議会に諮問の続報です。

3月16日に厚生労働省の労働政策審議会が,労働契約法改正案を妥当とする答申しました。

労働条件分科会審議会資料|厚生労働省

この労働契約法改正案は,これまでのお伝えしてきたとおり,有期雇用の反復に通じて5年という上限を設けて,それに達した時は労働者からの申入れで無期契約への転換が使用者に義務付けられるという内容です。一部例外がありますが,詳しい内容は上記リンク先の記事をご覧ください。

これに基づいて今通常国会に労働契約法改正案が提出される模様です。

労働契約法の大改正といえるのではないかと思われます。

もっとも,現在の日本企業の競争力等から考えると,賃金の負担増が困難であり,一部例外に該当するような労働契約を締結する例もかなり出ることが予想されます。すると,かえって労働者のスキルアップを阻害したり,生活の不安定化をもたらすという逆効果が生じることが予想されます。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。