若い世代が育つ環境とは


今日は日曜日でしたが,仕事で出かけていました。

そんなにかからないかなと思っていたのですが,一日がかりになってしまいました。

 

さて,先日会社の先輩と飲んでいた時に出た話題なのですが,上司などの上の立場にいるものが細かい仕事をやってしまうために,若い世代が育たない傾向がある。さらにこの数年の就職難で若手はようやく入れた会社に対して従順で迎合的であり,この傾向がより強まっているという話が出ました。

このうち前者の上がやたらと細かいことまでやってしまうというのは,私の出身会社に特徴的なことで,会社成立の経緯に起因しているものだと思うので,論じても仕方がないのですが,会社成立前後の混乱期に実務をやって耐え抜いた世代が,今,ちょうど上になってきており,昔と同じくやたらと仕事をやる感覚のままでいる感じがあります。

上になったら鷹揚に構えていればいいのに,会社の創成期を支えた自分たちほどできない部下たちをふがいないと思うのか,本当に細かい上司が多いのです。

私も,営業部長から職制をいくつも飛ばして直接,指示を受けたことは一度や二度ではありません。しかも仕事の成果にやたらと厳しいのです。

私は何を求めているのかわかったので結構いい人ではないかと思っていたのですが,そう思っていたのは私だけで,周囲は次々心の病に倒れていくというありさまでした。

それに加えて,会社の迎合的な世代の誕生です。

実は,会社に対しておとなしい社員というのは人事にとって都合がいいだけで,会社を大きな視点から見るとあまりいいことではないものです。

同じ遺伝子だけで構成されていると環境変化に対応できずみんな死んでしまいます。

現在の日本の企業社会は,もともと大変な時期だったのに,さらに震災で衰退を速めてしまいかねない時期に陥りつつあります。

 

ただでさえ迎合的な若い世代が生まれてくる時代に,下が育ちにくい環境要因を抱えている会社は大丈夫でしょうか。

全般的に震災復興で一時的に業績は持ち直すと思いますが,そのあとがないと,もうだめという感じになってしまいかねません。

そんな認識で一致したとある晩でした。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。