換金困難な外貨を売りつけて返金に応じない事例が急増 外貨の売付けは規制対象外であるため法改正を検討


投資詐欺の類の消費者事件で新たなタイプの事例が起きていることが本日の日経の報道で明らかになりました。

それは換金困難な外貨を売りつけるというもので,「もうかる」とか「もう少し買い増せば,まとめて買い取る」などといって次々購入させるという手口は従来からの投資詐欺の手口と同じです。

この外貨売付けでは,換金が困難で為替レートが分かりにくいアフガニ、リビアディナール、イラクディナール、スーダンポンド、ベトナムの通貨ドンの5通貨などが売りつけられているとのことです。ベトナムを除くと,どれも政情不安定な国の通貨であるという特徴があります。

 

しかし,この外貨の売付け自体は,金融商品取引法や消費者保護の諸法などの法規制に該当しないことから,規制する方法がないというのが現状と報道されています。

そこで政府は消費者安全法の改正を検討しており,通常国会に提出するとされています。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。