東証,独立役員について制度強化を検討


独立役員についてはこのブログでも継続的に取り上げてきましたが,大王製紙やオリンパスの件を受けて,制度強化の方向を東証が打ち出した模様です。

 

日経の報道によると以下のような内容が検討されている模様です。

  • 独立役員の役割について指針を作って,その遵守を求める
    具体的には独立役員同士の会合を持つことや,取締役会での報告などがあげられています。
  • 独立役員の要件の厳格化
    記事では要件の厳格化となっているのですが,内容は要件の厳格化というよりは情報開示の強化のようなもののようで,「資金面で結びつきがある企業や団体、主要な取引先から派遣されていたり、企業同士が相互に役員を派遣したりしている場合には、投資家や株主総会招集通知で開示することを義務付ける」とされています。

 

法律ではなく,あくまで東証のルールですが,上場企業にとっては法規制と同じ意味ということになりましょう。

東証は1月末に上場規則の改正でこれらの内容を定める模様です。

にほんブログ村 経営ブログ 法務・知財へ

 

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。