針小棒大の真逆


昔から枝野氏は口先は達者ですが,言っていることはほとんど無内容なので信用ならないと思っていたのですが,いくらなんでも以下の話はひどすぎるのではないかと思いました。

 

「ただちに影響はない」は限られた場合の話だった!? 枝野前官房長官の“問題発言”と“政治家としての責任”|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン

(略)

自民党の村上誠一郎衆議院議員の質疑に対する答弁の中で、枝野氏の問題発言は明らかになった。

「わたくしは3月11日からの最初の二週間で、39回の記者会見を行っておりますが、そのうち『ただちに人体、健康に害が無い』ということを申し上げたのは全部で7回でございます。そのうちの5回は食べ物、飲み物の話でございまして、一般論としてただちに影響がないと申し上げたのではなくて、放射性物質が検出された牛乳が1年間飲み続ければ健康に被害を与えると定められた基準値がありまして、万が一そういったものを一度か二度摂取しても、ただちに問題ないとくり返し申し上げたものです」

(略)

 

時事ドットコム:原発事故、包み隠さず発表=震災後の政府対応-枝野氏

(略)

海外メディアが「当時の政府の発表は正しかったか」と質問した。
枝野氏は、「その当時分かっていなかったことについても、かなり注意深く『何とも言えない』『断定できない』と説明した」と強調。報道内容を通じ、自分が発言した中身以上に安心してしまった人がいるかもしれないとの見方を示し・・・

(略)

 

ここ数年の日本の政治やマスコミの伝え方は,やたらと大きく騒ぎ立てて,なんでも政局にするような動きが目立っており,針小棒大だったと思うのですが,震災以降はまるで逆で,社会不安を恐れているのか,大した問題でもないようなことを散々言っておきながら,それがあとから全く逆で,もっと深刻であったことが露呈するということが繰り返されています。

当時は情報不足で分からなかったという可能性もあるのですが,当初から一部専門家は指摘していたことが現実に起きていたというようなことが非常に多く,なんで楽観的なことばかり言っていたのか非常に疑問なのです。

別に枝野氏だけではなく,東京電力やいわゆる御用学者も同じような言い方をしていたので,原発事故以降は日本は奇妙な方向で軌を一にしている人たちが情報発信をしていることになります。

そしてほとぼりが冷めたかのように,あとで情報を訂正しているようなことをしてます。ニュースバリューがないと思っているのかマスコミも平然と伝えていますが,これこそ大騒ぎをするべき話で,日本のために非常によろしくないことだと憂慮しています。

マスコミの報道にかかわらず,国民自体は,なんとなく話が違う,政府は信用できないとかそういう認識をぼんやりと持っているような感じですので,必ずしもマスコミに踊らされているわけではないと思うのですが,それでも大騒ぎの仕方がいかにもおかしく,やはり批判されるべきではないかと思うのです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)