東京製鉄,常務取締役を「解職」


本日,東京製鉄が同社ナンバー2である常務取締役を解職したという報道がありました。

時事ドットコム:東京製鉄、大堀常務を解職=「社内ルールに違反」(2011/10/18-18:05)

東京製鉄は18日、同日の取締役会で大堀直人常務(59)を解職したと発表した。取締役に退く。今村清志取締役は記者会見で「社内ルールに違反する不適切な行為があったため」と説明。ただし、詳細や経緯について「本人の名誉のため申し上げられない」と繰り返した。

(略)

会社法的には解職というと代表取締役から普通の取締役になることです。

第362条(取締役会の権限等)
取締役会は、すべての取締役で組織する。
2 取締役会は、次に掲げる職務を行う。
一 取締役会設置会社の業務執行の決定
二 取締役の職務の執行の監督
三 代表取締役の選定及び解職

このことから,この常務は,同社のナンバー2であることから(上記以外の報道や有価証券報告書の役員欄の記載の順番からナンバー2であると思われます),代表権のある常務取締役なのかと思ったのですが,有価証券報告書を見たら,代表権があるのは社長だけでした。

ですので,この解職は,会社法的な意味ではなく,社内的あるいは一般的な用語法ということになりましょう。解任といっても違いはなく,むしろ日常的な用語なのでこちらの方がわかりいいかもしれません。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。