独禁法改正案、課徴金は大企業10%・中小企業4%に落ち着く


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独禁法改正案の課徴金の引き上げ問題ですが、公取委と与党の調整が行われ、当初の現行の2倍への引き上げから圧縮、大企業10%・中小企業4%で決着しました。
この改正案は、臨時国会に提出されます。記事はこちら

経済界は概ねこの案を容認、改正法は成立の方向に一気に向かいました。

課徴金算出期間の拡大見送りが含まれるなど、主要な争点である課徴金率以外にも結構後退が目立ちます。

また、中小企業保護の観点からなぜか大企業と中小企業とで、課徴金の引き上げ率を分けることになりましたが、現行では大企業と中小企業の課徴金率の比は、2:1、業種によっては違いがないのに、この比が拡大してしまいます。
理由もなく中小企業の課徴金率の引き上げ幅を抑えるのは、いいこととは思えません。

自首による課徴金の減免制度は導入されますが、一方で手続の見直しを盛り込むなど、今後への布石も打たれています。

次へのステップとしては、独禁法の世界がもう少しオープンになることが必要でしょう。
法律の体裁や公取委の活動からして、わかりにくい部分が多く、その辺が経済界の反発を呼んでいる部分がないわけではありません。
活躍の場が広がりつつあるからこそ、そういう変容も必要でしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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