最高裁,更新料訴訟で弁論。判決は来月15日に。


建物賃貸借,特に賃貸マンションで顕著な更新料の有効性が争われてきた裁判で最高裁で弁論が,10日に開かれました。

高裁段階での判断が分かれているため最高裁の判断が注目されます。

確認はしていないのですが,報道によると3件の弁論を同一の期日に行った模様です。

主張については,報道に依拠する限りですと,従来通りの主張が双方からされた弁論だった模様です。

時事ドットコム:マンション更新料訴訟で弁論=借り主側「是正を」-最高裁(2011/06/10-17:09)

(略)

借り手側は、賃貸住宅では契約終了後も住み続けることが権利として保障されており、金銭負担を求める家主側の対応は違法だと主張した。
家主側は、更新料は契約書に明記され、内容も説明していると主張。家賃を安くする側面もあり、借り手に一方的に不利とは言えないと述べた。

(略)

判決は来月15日になりました。近時,最高裁から重要判例が出ることは多いですが,本件は社会的な注目度も高く,影響の大きな判決となりそうです。

余談ですが最高裁の弁論でも,書面を提出して「陳述します」というだけのことが多いのですが,注目の集まる重要事件の弁論では,口頭部分があるようです。本件がどうだったのかはわからないのですが,主張内容が報道に出ていることから,口頭でやったのかなと思いました。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。