この繰り返しはまずいのでは


今日も仕事中眠くて仕方がなかったのですが,驚愕するようなことばかりあったので,括目してみてしまい,大過なくおえることができました。

不知ですか,そうですか。

 

ちなみに寝不足の原因は,昨日(すでに今日)寝入りばなに地震があって飛び起きてしまったからであり,夜更かししてテレビを見ていたというような事実はありません。

 

さて,原発関係で東電の発表で企業の広報として信じがたいのが,「○○をします」→「無理でした・断念します」というパターンが非常に多いことです。

今日の例ですと,4号機のプールを水中カメラで撮影します→水温がカメラの設計耐熱温度を超えていて断念というのがありました。

今までもこういうことを繰り返していますよね。何か技術的な方策を発表しながら,実行できない,沙汰やみというのが非常に多すぎます。

東電が断念するだけはなく,政府も東電の情報をそのまま流しているような状態なので,同じことをしてしまっています。

すぐに何か対処を言わないと収まらないからとりあえず条件反射的に詰め切れていないが俎上に上っている手法を言ってしまっているのかもしれませんが,企業の姿勢としてはできなかったときに与えるマイナスの影響が怖いということまで考えるのが普通だと思います。

したがって,条件がそろっているか詰め切ってからでないと発表するべきではないと思うのです。未曾有のしかも原発事故でそんなことをしているまではないということなのかもしれませんが,だからこそぬか喜びに終わった時の反作用が怖いです。

これまでの軽口とそのあとその通りに行かなかったことの積み重ねのせいで,東電と政府はずいぶんと信用を失っています。

じっくり検討していたら時間がかかるということもあるのかもしれませんが,速やかに情報提供しなくては納得が得られないのも事実です。しかし企業では担当者は,その情報提供のスピードの合わせてこういう時は対応せざるを得ないはずです。原発のような危険なことではないですが,私もやったことがあります。

技術的にとても難しいことであるとはいえ,時間感覚がなんだかおかしく,意思決定や情報の伝達に何か問題があるのではないかと思われてしまいます。

企業体質があまりよろしくないように一般的に思われているようですが,あまり人のことは言えず,技術系の会社でありながら東大卒の文系でないと出世できないという会社はあるものです。その点から悪く言えないなあと思い,少しずれた感覚を共有しているはずの私でもなお,それでも何だか変だと思ってしまうのです。

上記に書いたようなことの繰り返しになって工程表の通りの解決は極めて困難と思うのですが,どうなのでしょうか。

かなり長期化することは確実ですから,参考にするのは阪神ではなく,落ち着くまで島の人々を丸ごと避難させた噴火の事例のほうになってきているのではないかと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。