最近,TVが公共広告機構のCMだらけになっていますが,テレビCMに限らず広告全般が自粛の対象のようで車内広告も減っています。
こちらはさすがにACに置き換えるわけにいかないのがスペースが空いているだけです。
東武東上線では空いているスペースが目立つ感じがします。
鉄道の広告って最近拡大傾向にあったのですが,リーマンショックでブレーキがかかっており,さらに今回の震災が影響しそうです。
ここまで広告を自粛すると実験として,広告効果を図ることができそうですが,今は消費そもそもの自粛されているので正確な広告効果は出そうもないですね。
さて,東武東上線は,今では,多分ライナー用の50090系は運用が少なめになっていると思いますが,それ以外は共通運用をしているようで,どれも10両編成ロングシートで固定しています。ですので広告を出すにもどれでも同じになっていると思われます。
副都心線乗り入れ列車を除いて全列車10両化をしたダイヤ改正からこうなったもので,それ以前は10000系の8連がぽつんと存在していました。
8連ではとてもさばききれないので,8連組は使い道に困ってしまい,適当な列車に使って一往復してすぐに森林公園の車庫に入るというようなとんでもない運用が組まれていました。
そのためこの編成は広告効果がほとんど期待できないことから,ほとんど広告が出ていませんでした。何かあったのかと思うほど車内が殺風景だったのを覚えています。
この10000系の8連の編成は,全列車10両化の際に,伊勢崎線から10000系2連を転用して,これと併せて10連にしました。ですので今は立派に広告がたくさん掲載されるようになりました。広告の少ない昨今の列車内を見ると,つい,この8連の編成を思い出してしまいます。