「ほっともっと」運営のプレナス,ほっかほっか亭の地区本部契約解約時に離脱して「ほっかほっか亭」を続けたフランチャイジーのそばに「ほっともっと」を出店したところ,当該フランチャイジーから閉店に追い込まれたとして損害賠償請求訴訟の提起を受ける


ほっかほっか亭分裂問題の余波といえる法律紛争がまた発生しました。

東日本エリアなどで「ほっかほっか亭」を運営していたプレナスが,「ほっかほっか亭」を離脱して「ほっともっと」のブランドを立ち上げたとき,プレナスの大半のフランチャイジーはそのままついていきましたが,一部はプレナスとのフランチャイズ契約を解約して,ほっかほっか亭総本部との契約を締結して,「ほっかほっか亭」のブランドの弁当店を経営したところがありました。私の自宅のそばでもそういうことがありました。

しかし,プレナスはこのような離脱したフランチャイジーの店舗のそばに積極的に「ほっともっと」を出店しました。

その結果,そういう離脱店舗は相次いで閉鎖に追い込まれた模様で,うちのそばでもそうなりました。

このたび,そのような離脱組で閉鎖に追い込まれたフランチャイジーからプレナスに損害賠償請求訴訟が提起されました。

訴訟の提起に関するお知らせ

フランチャイジー側の請求原因は明らかになってはいないのですが,プレナスとの契約の解約時に,何が競業避止義務のような契約を結んだのではない限り,現在は全くの無関係ということになりますから,不法行為構成なのではないかと考えられます。

普通の競合避止義務の契約だとその有効性の問題が浮上しますが,今回は力関係としては強いほうが新しいことを始めたという,一般的に競業避止義務が問題となる状況とはやや異なるため,仮にプレナスが近隣に出店しないことを約束していた場合,有効と判断されることは見込まれますが,そのようなことをするわけないでしょうから,おそらく不法行為構成なのでしょう。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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