スティール・パートナーズ,サッポロHDから撤退


経営権をめぐり多くの出来事があったサッポロHDとその筆頭株主であったスティール・パートナーズの攻防ですが,ここに来て,スティールがほぼすべての株式を売却して,同社から撤退したことが明らかになりました。

米スティール:サッポロ買収断念 保有株式売却、6年の攻防に幕 – 毎日jp(毎日新聞)毎日新聞 2010年12月17日 東京朝刊

米投資ファンド、スティール・パートナーズが、保有するサッポロホールディングス(HD)の株式をすべて売却していたことが16日、分かった。スティールは08年秋のリーマン・ショックを機に日本株の売却を進めており、「サッポロ買収戦」からも撤退する。約6年間にわたる両者の攻防は幕を閉じた。

スティールなどが16日、関東財務局に提出した大量保有報告書によると、スティール本体が保有するサッポロ株3045万株を15日までにすべて売却。関係するファンドが0・15%を保有するだけになった。売却代金は110億円規模と見られる。

(略)

このブログでも取り上げた多くの事象を引き起こした両社でしたが,一貫していたのは,サッポロの業績があまり芳しくないということだけでした。

これでサッポロや典型的な日本企業はほっとするのか,それとも買収価値もないということでより深刻な状態になってしまっているとあせるべきなのかは微妙な問題です。

業績や株価が低迷してしまい耐えられなくなるという形での終結はとても空虚な感じがします。

村上ファンドの対象となった会社で起きた,気を引き締めて経営に当たるようにするとかしっかり配当するようになるという変化でもおきてくれるといいのですが,そうでなければとても報われない6年間になってしまいますね。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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