年功を重ねると


かみそり課長が,部長くらいになると丸くなるといわれたようなこともありますが,だんだんと年功を重ねていくと,丸くなっていくものです。

東大法学部教授でもそれは同じで,助教授・准教授のときは大変厳しかった方が教授になると丸くなって以前なら大量殺戮をしていたのが,しなくなるというのはよくあることです。

いくら年功を重ねても大量殺戮をしつづけたのは高橋宏志教授くらいでしょう。

しかし,実のところ,もう一つの例外があるように思っておりまして,教授になったのに大層厳しい方がいらっしゃいます。何だかいつもいらいらしているような感じでして,私もロースクールではなく,修士のときの大学院時代は大変でした。向こうはもう忘れているでしょうが。

何でなのかなあと考えた結果,欲求不満が原因ではないかと思っていたので,これからは丸くなるのか興味深深です。

 

話題は変わりますが,商事法務を読んでいたら,落合先生が,このブログでも取り上げた先日のアパマンショップの最高裁判決について,論文をお書きになっておられました。

この判例の経営判断原則について高く評価しておられたのを読んで,落合ゼミでも経営判断の尊重について言っておられたなあと思い出しました。

まだ,ざっとしか読んでいないのですが,かなりこの判例の経営判断原則に関する考え方を一般的に広汎に捉えておられるように読めました。この事件はかなり極端な事実があるので,最高裁が,経営事項にはやたらと介入しないという態度をはっきりと示したものと今後も扱われているかやや微妙な感じを受けていたのですが,落合先生はこの判例の価値を高く評価しておられるようです。

まあ,西村で意見書をお書きになっておられますからね。

中里先生は興銀税務訴訟で意見書の通りの最高裁判決を勝ち取ったことを常々誇りにされておられますが,同じようにやはり学者冥利に尽きるということでしょうね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)