証券取引等監視委員会,有価証券報告書を提出しなかったゼクスに対して課徴金納付命令を出すように金融庁に勧告


金融商品取引法に設けられた課徴金の制度は,すでにかなりの実績ができていますが,有価証券報告書を提出しなかったというかなり極限的な違反があり,継続開示を一切行わなかったことに対して課徴金納付命令を出すように証券取引等監視委員会が金融庁に勧告を行うという初の事例がありました。

株式会社ゼクスに係る有価証券報告書等の不提出に係る課徴金納付命令勧告について

上記,リリースに出ていますが,有価証券報告書を出さないというすぐにでも露見しそうなことをしてしまったのは,資金に余裕がなく,会計監査人の選任や有価証券報告書の作成ができないためとされています。

かなり極限的な事象ですが,原因もかなり極端であったようです。

この理由が本当だとすると,これに対して課徴金を課してしまうとかえって資金繰りが大変なことになってしまいかねません。

課徴金があまり問題の解決にならないというこれまた変な事態になってしまいました。

にほんブログ村 経営ブログ 法務・知財へ

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)