東京証券取引所、国内CB発行額低迷をうけ転換社債の発行条件を緩和へ


教科書的に法律を勉強していると、「社債」というと商法にある規定がまず先に浮かんできてしまいますが、実際には上場する取引所の規則や様々な規制が存在しており、実務の動きを理解するためにそれらの規制すべてをちゃんと把握するのはなかなか難しいのが現実です。

むしろ、法律で定めているのはあくまで基本であり、実際にはそれ以外の部分で色々と調整や工夫がされていることのほうが多いようです。

さて、国内のCBの発行額は海外で起債される分に比べて低迷が続いており、その梃入れを目的として、東京証券取引所が自主的に取り決めている転換社債の発行条件を緩和することになりました。記事はこちら

主な内容としては、1000人以上の投資家に売らなければならないとされている投資家数の制限撤廃、額面の上限を100万円から500万円まで引き上げることなどです。

ただ、この緩和によっても、私募で結構行われている転換価格が毎月修正されるような複雑な仕組みの転換社債の上場は認めないとのことです。
個人投資家にはわかりにくいからと理由が説明されていますが、この点については色々思うところが…。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)