塩見ホールディングス、希薄化率51.56%となる第三者割当の募集株式の発行および希薄化率83.52%となる第三者割当の新株予約権の発行等について臨時株主総会に諮ることを公表


既存株主の割合的地位を著しく低下されることになる希薄化率(希釈化率と書かれることもあります)の高い第三者割当増資について、東証が規制を導入したことはすでにお伝えしました。

JAPAN LAW EXPRESS: 東証が8月から施行する第三者割当に関するルールの内容が報道される

この規制は東証だけではなく、国内の証券取引所は同じ規制を導入しているところがあり、大証も同様です。

この規制によると希薄化率が25%を超えると第三者委員会の意見の入手か、株主総会の決議が必要とされており、反した場合、最終的には上場廃止になる場合があります。

この規制から、大証2部上場の塩見ホールディングスが、希薄化率51.56%の第三者割当の募集株式発行と、希薄化率83.52%の第三者割当の募集新株予約権発行を行うのに、臨時株主総会で株主に賛否を問うことが公表されました。

定款の一部変更および臨時株主総会開催に関するお知らせ

証券取引所が導入したこの規制によって、希薄化率が低下していることが明らかになっていますが、この件では経営上の必要性から、あえて希薄化率の高いものを行うということのようです。

 

株主総会に諮ることについて、上記リリースでは、取締役会の判断であるとされており、証券取引所の規制によるという言い方はされていないのですが、取引所の規制によって会社法上の義務が生じるわけではないことから、このような表現になっているということなのでしょう。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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