昨日が遅くなったので(正式には帰宅したのは今日の午前2時ごろ)、眠くて仕方がなかったのですが、頑張って出かけて来ました。
さすがに今日はあまり役に立ちませんでしたが。
昨日、今日と偶然同じ話題が出たのですが、新司法試験は考えすぎると落ちるということが言われていました。
もちろん、勉強が足りなくて落ちるというケースが大半だと思うのですが、東大で自分の知っている範囲を見渡すと、知識は十分なのに不合格になってしまった方は大抵、法律構成に拘泥してしまい、ペース配分がうまく出来ずに撃沈というパターンが多いようです。
新司法試験では事実の評価が待っているので、法律構成で特異なことをするとそれだけ時間をとられるので、その先の事実のところが消化不良になってしまうということでしょう。
法律論、予備校的に言うと規範部分には、それほど配点がないようですので、事実の評価をしっかりしていないとそれだけで得点が足りなくなってしまうということになるようです。
私はあまり考えていないのに加えて、法律理論の美しさに感動するアカデミックさもないので、あまり悩まないのですが、できるはずなのに苦しむ方がそれになりにいるのは事実のようで、つめてつめて考える人は落とし穴にはまってしまうことがあるようです。
法律には答えはありませんが、試験には答えと時間的制限があるので、戦略的に臨む必要もあるということでしょう。
こう述べると、面白くない答案を書くことを推奨しているかのようですが、法律論もすばらしく、事実の評価もしっかりしていれば、これは非常に高く評価されます。しかし、そこまで行くにはかなりの高速読解力と、迅速な答案構成能力、超高速の筆記速度が必要ですので、普通の人はあまり出来ないということだと思います。