古代ローマから現代のイタリアまで


特段何の進展もないまま、毎日あっという間に過ぎていきます。時間がたつのって本当に早いなあと痛感する次第です。

 

先日書きましたが、ローマ帝国時代の庶民の生活について書かれていた下記の本ですが、読み終えました。中々面白かったです。

 

特に興味深かったのは、ローマ時代の食についてで、かなり食文化が発展していたことがわかりました。

海のものをよく食べており、魚醤もよく使っており、うまみに敏感だったようです。日本人の口にもあるのではないでしょうか。

パスタ等、今日のイタリア料理の代表的な食材はまだなかったのですが、イタリア料理の原点はローマ料理にあるのは間違いないでしょう。

面白いのはこの本は古代ローマについて書いているはずなのに、料理のところでは上記のようなローマ料理について紹介したあと、突然、イタリア料理のすばらしさをたたえて、バターの過剰使用のフランス料理はイタリア料理の足元にも及ばないというようなことを言い出すのです。いきなり愛国心が高まった記述が出てきて驚いたと同時に、食べ物についてはイタリア人でも熱くなるのかと思っておかしくなりました。

ちなみに中国が言い出したパスタは中国で生まれたとか、世界最古の麺料理は中国生まれとかいう最近よくある色々な起源を中国由来だという言説についても一言触れて否定しています。

最近、東アジアを発信地とする、何でもかんでも起源が自国にあるというような国威発揚のつもりなのかよくわからない発言がたくさんありますが、世界の大半はほとんど相手にしていないのかと思っていたら、一応知っているようです。

この本の著者はイタリアのドキュメンタリー番組の製作者であり自分でキャスターとして番組にも登場している人物だそうで、有名な人のようです。

日本と同じくらい不安定な政治が続いているイタリアですが、テレビのドキュメンタリーについては定評があります。

イタリアでもスポンサーの顔色を伺う構造は同じようなのですが、それにもまして視聴率至上主義が重くのしかかり、スポンサーにとって都合の悪いことでも一切遠慮しない過激なドキュメンタリーがあるそうです。スポンサーが嫌がって深夜に追いやられたらしいのですが、高視聴率でゴールデンタイムに返り咲いたとのことで、そこまで視聴率原理主義を徹底するとたいしたものです。

日本でも視聴率のとり方そのものが大して徹底してないため、視聴率を気にしているように見えて、実はそれほど徹底していません。

イタリア人にしたら嫌かもしれませんが、日本とイタリアは似ていると私は思っているのですが、イタリアのほうがまだまともな点がたくさんありそうです。

 

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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