ビクターとケンウッドが統合して出来たJVC・ケンウッド・ホールディングスが、グループ内の事業会社を取締役会および監査役会の非設置化することを発表しました。
当社グループにおける事業会社の取締役会非設置会社、監査役会非設置会社化に関するお知らせ (PDF: 98KB)
当社事業会社における取締役の委嘱変更および新任・退任、監査役の退任、組織変更のお知らせ (PDF: 119KB)
具体的には取締役の委嘱内容を改めるほか、監査役について各社1名体制にするとされています。
その理由としては、意思決定の一元化が言われています。
監査役については退任が発生しますが、ほとんどが兼任であったため、実際に員数減となるのは1名のみとなっています。
役員等報酬の削減の意図があるのではないかといううがった見方もしてしまいますが、取締役の員数には変化がなく、職務内容の変更について細かく発表されていることから、本件はまさに意思決定の効率化に主眼があると思われます。
グループ内の子会社では、取締役の員数の削減の観点から委員会設置会社にすればよいということが言われていますが、それよりももっとスリム化したほうがよいという判断が実際にはされているということは、興味深い事実だと思われます。